【明慧日本2012年2月6日】天津市の鉄道第3設計院の技師であった周向陽さんは、法輪功を学んでいるとして2011年3月5日、天津港北監獄へ送り込まれ、スタンガンで電気ショックを受け、苦しい姿勢で拷問をかけられる「地錨」の拷問によって、下半身を曲げることができないように固定され、その状態で、じっと動かずに前屈のように上半身を前に倒した状態で苦しめられ、危篤状態に陥っている。現在、河北省の秦皇島(しんこうとう)市昌黎県の村民たちが同郷である周さんを救出するため、2300人以上が署名した手紙を送り、政府が監獄の拷問罪を調査し、処分するよう訴えている。
周向陽さん
2011年10月29日、周さんの妻・李珊珊さんは、天津港北監獄の夫への迫害を避難し、告訴したため、唐山市国保(国家安全保衛)大隊の警官らに捕まえられ、2年の労働教養処分を宣告された。現在、528人の同市市民が署名をして李さんのために無罪を訴えている。現在、李さんは石家荘女子労働教養所に収容されている。
2011年12月5日午前、弁護士は収容施設へ行き、司法部門による被告者との面会権利を告げ、周さんとの面会を要求した。しかし、権利を無視され面会を拒否された。そのため、弁護士は検察庁に施設の不法行為を摘発して周さんの権利を訴えたが、かえって関係者に責任回避のため口実をつけられたり、脅迫されたりして乱暴な対応にさらされた。続けて、弁護士はそれらの不法行為を天津市監獄管理局に書面で訴えた。
しかし、以上のような事由で、訴えてから3カ月が過ぎたものの、上記管理局は何の対応もせずに弁護士と周さんとの面会を依然として許可しなかった。
以前から、周さん一家は当局の迫害によって崩壊し、妻が労働教養を強いられ、兄夫婦が監禁されている。また、周さんの救出に手を差し伸べた法輪功修煉者3人は迫害から逃れられず、拘禁されている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)