【明慧日本2012年2月7日】1999年以降、中共(中国共産党)当局は、自国内の法輪功修煉者に対して激しい弾圧を行い、この弾圧政策のもとで警察や司法部門、当局の悪意ある宣伝を信じた人々が、当局の法輪功迫害に追随し、迫害の規模を拡大させている。ところで、昔から善悪には報いがあると言われているが、下記は法輪功修煉者への迫害に加担した人の身に、実際に起きたことである。
「610弁公室」は、中共の最高中央から末端組織(都市部の住民委員会と農村部の村)まで、各層の中共組織が計画的・組織的に法輪功に迫害を加えるために設立された組織であり、法輪功に対する全ての迫害行為を主導的に考案して実施している。その組織の本質は、ナチス・ドイツの秘密警察「ゲシュタポ」と同様である。
徐文官は、2004年1月、南京第十四研究所「610弁公室」を設立し、リーダーとして部下の副リーダー・呉成波、張長愛らとともに、毎年1千万元の経費を使って法輪功修煉者への迫害を行なっていた。善悪ともに、その行いには報いがあるもので、ある日、徐の息子は突然、精神が錯乱して、精神病を患った。続けて自らの身にも不幸が起こり、徐は張とともに現職から解雇され、苦しい生活を強いられるようになった。
柴広興は、山東省曲阜市政法委副書記を務めていた間、修煉者に対して不当拘禁や無断減給、労働教養など、各種の迫害を加えた。2012年1月、67歳の柴はがんで急死した。
張宝臣は、黒竜江省北安県の派出所の所長を務めていた頃、多数の修煉者を逮捕し、労働教養を加えるなど、当局の弾圧政策に加担した。結局、2011年12月中旬、張は肝臓病にかかり、莫大な医療費を費やしたのち、50代の若さで死亡した。
黄暁慧は、吉林省通化市公共事業局の副書記として修煉者・劉偉さんを無断で解雇した。劉さんは一家の大黒柱で、家族全員を扶養していたが、解雇されて以降、仕事がなく、収入のない生活を強いられ家族は苦境に陥っていた。黄は劉さんの状況を知りながらも、仕事に復帰させず、それどころか部下に命じて、劉さんに嫌がらせなどを行った。その後、2012年2月21日の旧暦新年、黄の58歳の夫は急死し、黄は一人で孤独に苦しみながら、周りに頼れる人が誰もいない中で余生を送らざるを得なくなった。
郭素珍は、遼寧省撫順市東洲区新屯街に住んでいた。2000年以降、街道弁事所(中国の行政の末端機関)の周恵敏と結託して、地元の法輪功修煉者を労働教養所へ送り込むなど、迫害に力を注いでいた。2004年、撫順羅台山荘洗脳班が開設されると、郭は当局から与えられる報奨金をもっと稼ぐため、同施設で修煉者を転向させる仕事を続けていた。2011年上旬、郭が行った迫害があまりにも凄惨であったため、悪の報いを受けたのか、健康だった夫は自宅で突然死した。さらに続けて、自らの身にも不幸が起こり、同年7月頃、郭は息子の家へ向かう時に突然死した。
鄭勇は、広州市公安天河分局の警官として、長年にわたり修煉者への迫害に加担してきた。2011年、鄭は末期の肝臓がんと宣告され、手術を受けたものの病状は好転せず、苦しみの中で日々を送っている。
李元浄は、河北省廊坊市仇荘郷の役人として、法輪功の真相を伝える資料を大量に破棄していた。これらの資料は、中共により法輪功が迫害されている事実を人々に伝えるための大切な資料だったが、それを破棄したため、悪の報いを受けたのか、2011年12月26日、李は勤め先で体調を崩し、まもなく死亡した。享年わずか49歳だった。