【明慧日本2012年2月11日】法輪功修煉者・孔憲国さんは2010年12月18日、大連市公安局の警官に不当に強制連行されたと同時に、所持金4万元も没収された。警官は違法行為に走ったため、孔さんの家族にも知らせず、孔さんが勤務していた会社の上司にも迫害を隠蔽するよう脅した。孔さんが逮捕されてから1カ月後になって、検察庁は逮捕状を発布したという。しかし、それ以前から、家族は何度も孔さんの行方を尋ねていたが、司法部門は返答もしないまま、秘密裏に孔さんを迫害した。
2011年1月21日、孔さんが連行されてから1カ月が経過し、中共(中国共産党)当局は「孔さんが法輪功修煉者であることを理由に逮捕した」と家族に知らせた。家族は何度も孔さんとの面会を求めたが、警官に拒否された。家族がまた公安局に孔さんの状況を尋ねに行ったところ、孔さんはすでに検察庁で罪状を立案されることになっていた。
2011年8月1日、大連市西崗区裁判所で、孔さんは「警官に押さえつけられて、鼻の中に火が付いたタバコを入れ込まれた」と迫害事実を述べたが、裁判長は孔さんの答弁を許さず、証拠を示すことも許さなかった。9月21日、同裁判所は再び不当裁判を開廷し、「中共当局の司法部門は、孔さんに傷害を与えていない」と、偽の証拠である答弁内容を読み上げた。それに対して、孔さんは「自分の身に負った数箇所の傷跡は傷害を加えられた証拠だ」と反論した。上記の裁判は、いずれも家族や弁護士などの傍聴者もなく秘密裏に行われた。
現在、孔さんは未だに大連市刑務所で不当に拘禁されている。しかし、孔さんへの迫害に加担し、無実の罪を着せた裁判長や警官らは、いまだに中共の弾圧政策のもとで悪質な迫害を行っている。