文/中国の新しい修煉者
【明慧ネット2012年2月27日】
法を守る
ある日、私が帰省した時のことです。村の広い範囲にわたって、大法を中傷するスローガンが貼ってあるのを見つけました。同修達と一緒に、夜一斉に除去作業を行うことを決めました。私は大法に出会えたのが遅かったのですが、大法の恩恵を受ける一方ではなく、法を守ることも大法弟子の使命であると思っていました。家で発正念をして除去作業の準備をしました。『転法輪』に書かれているように、殺人や放火事件を見て見ぬふりするのは心性の問題です。そこで私は子供を連れ出して同修とグループを組み、30数カ所のスローガンをきれいに除去しました。
数日後、突然私の所にも大法を中傷するスローガンを見つけました。しかもそれはガラスで覆われていました。私は連日、家で正念を発しましたが全く効果が現れず、上司にも手紙を出しましたが全く反応がありませんでした。その数日間は気になって仕方がありませんでした。スローガンの近くには照明が24時間付いており、警備員も常駐し、監視カメラまで設置されていました。ある日の夜、私はベッドに横になりながら、「雨よ降れ! 雨よ降れ! 雨が降れば、誰にも知られずにレインコートを羽織り、除去作業ができるのに」と思っていると、奇跡的に本当に雨が降り始めました。私はすぐに窓から体を乗り出して、「雨よもっと降れ、風よもっと強く、雷ももっと激しく鳴れ」と思ったところ、すぐに土砂降りの雨に変わり、木の枝がポキポキ折れる程、風が強くなり、激しい雷が頭のすぐ上に落ちたかのようにゴロゴロと鳴り始めました。私は急いで、ペンキでスローガンを塗りつぶしに出掛けました。
翌日になって、上司が誰の仕業なのかと調査し始めました。出勤した人は皆、掲示板の前を通りかかり、誰も見て見ぬ振りをして、そのことを口にする人はいませんでした。当直の警備員も「監置カメラがあまりにも下を向いていたので、映っていませんでした」と説明しました。上司が「きっと誰かがやったんだ!」とぶつぶつ言っていましたが、しばらくして、仕方なく調査を諦めました。
真相を伝える
法を学ぶ中で、次第に衆生を救う重要性が分かってきました。普段、付き合いのない親戚にまで連絡を取り、思い付く限りの親戚や友人全員に話しました。まだ真相を伝えていないのは、とうとう職場関係者のみになりました。誰かに話そうと思ったら、あらかじめ自宅の住所を探してポストに資料を投函しておきます。数日間様子を見て、第三者の身分を装って、一人ずつゆっくり話していきます。私の所属している課のほとんどが「三退」の手続きをしました。
しかし、上司の呉さんだけは、まだ頑として手続きをしませんでした。彼を離党させるまでに半年もかかりました。他の人と一緒に話をしている時、彼は傍で屁理屈や言いかかりをつけ、法輪功のことに話が及ぶと、法輪功を中傷する良くない言葉を吐き、とりわけ大勢の人の前では態度が益々悪くなりました。私はいろいろな視点に立って話しかけてみましたが、彼はすぐに共産党の理論を持ち出してきました。彼は新聞を読むのが大好きで、職場に来ると必ず当日のニュースを話題にます。ある日、貴州で発見された2億年前の「蔵字石」のニュースを読み、それについて話していたところ、「国内のテレビや新聞などのメディアは、最後の一文字『亡』を報道していないため、共産党は恥知らずにも反対に誇りに思っているようですね」と私が説明すると、彼はもう何も言えなくなりました。
その後、同僚たちにコレクションの趣味があるのを知り、そこで私は「法輪功グッズは将来的にきっと価値がきわめて高くなるので、もし見つかったら絶対に捨てないで私にくださいね」と皆に言ったところ、本当に拾って私に渡してくれる人が現れました。皆は拾い物だと分かっているので、私も気軽に事務所で声を出しながら、大法の資料などを読むことができました。時にはわざと持って帰らないで事務所に数日間も置いておきました。上司・呉さんが読んでくれることを期待していたからです。しかし、彼は全く見ようともしませんでした。
(続く)