【明慧日本2012年3月1日】ハルビン市のバス会社に勤務する法輪功修煉者・張宝泉さんは、2011年12月31日早朝、自宅にいたところを地元警察に不当に身柄を拘束され、香坊(こうぼう)刑務所に50日あまり拘禁された。
張さんは第338路線のバスの運転手で、良い人として有名だった。
2011年12月31日早朝5時頃、張さんは自宅に押し入ってきた警官に身柄を拘束された。熟睡していた妻は、リーダーの1人に「中山路派出所の所長だ。任務を執行している」などと言われた。妻は「こんなことをするなんて、まるで強盗じゃないですか? ドアも叩かないで…」と言うと、1人の警官が「そうじゃない。このように逮捕することが出来るんだ」などと答えた。
警官らは何の証明書も提示せず、張さんを中山路派出所まで不当に連行した。さらに、パソコン1台と法輪功の関連書籍を没収した。
数日後、張さんの妻は中山路派出所に出頭するよう命じられ、何も知らされないまま、張さんの刑事拘禁を認める書類にサインさせられた。それに気付いた妻が、所長に「不法行為を上訴します」と言うと、「やれるものならやってみろ」と言われた。
2012年2月20日、家族は弁護士に張さんと面会できるよう依頼し、その後面会することができた。張さんは同室の受刑者に殴られ、6回尋問されたことが分かった。また、迫害に抗議するため、2回断食したという。そして、家族が送った衣服や生活用品は、張さんには届いていなかったいう。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)