文/湖北省の大法弟子 小小梅
二、真剣に修煉と向き合い、危機の中でいっそう師と法を信じる
【明慧日本2012年3月8日】私達は決して裕福な家庭ではありませんでした。月々の給料で私達の家庭を維持しながら、更にもともと貧しくてその上借金を抱えている夫の実家を援助しなければなりません。ある日、夫である同修Aは、会社で現在生産している幾つかの製品に問題があることを発見しました。社長は、それを承知しておきながら残業をやらせてまで生産を続けさせていました。会社にいる他の同修は、まだその事情を知らないと夫は話してくれました。大法弟子はどこにいても、何をやっても社会に有益なことをしなければなりません。他人に害を与えて法を裏切るようなことを絶対にやってはいけません。修煉は厳粛なことなので、修煉者は大法と自分を守らなければなりません。私達は相談した結果、同修達を守ると同時にオーナーの為を考えるという原則をもって、自分たちだけが黙って会社から離れるという考えを捨てて、同修達と一緒に責任者に話すことに決めました。このような不良品の生産をもうやめるようと勧告し、このままでは人を害し己をも害すると言いました。最終的に合意に達せず、同修達は続々と会社から離れていきました。同修Aは失業して家庭の経済状況は益々厳しくなりました。そうであっても私達は始終、師と法を確信していました。「天が崩れてきても修煉者の正念は動じない、それは本当の修煉です。」(『アジア太平洋地区学習者会議での説法』)
会社を辞めてから、たくさんの不祥事が相次いで起きていました。まさに困難が次から次へ重なってくるという感じでした。元の会社の責任者は、同修Aが会社の利益を盗み取ったから会社を辞めたとデマを飛ばしていました。同修の間では意見が分かれて、デマに騙されて私達を誤解している同修もいました。同修Aの再就職の道も平坦ではありませんでした。暫くして大規模な同修連行事件が発生しました。その原因は、自分たちの周りの場がきれいではないところにあると感じて、重苦しくて憂鬱でした。同修Aは次の就職先を一日でも早く決めたくて、強い執着心が現れました。私は彼を説得しながら彼の態度を心配していました。間もなく同修Aに次の仕事を連絡してくれていた同修も連行されました。私達と普段、直接連絡を取っている同修達も次から次へ連行されていきました。その時は大変なプレッシャを感じていました。
私達は内心で、問題の重大性を感じました。魔難の中で常人の執着を取り除くことは、心がえぐられているかのように辛いものでしたが、危機の中で修煉者の正念は絶対に動じてはなりません。一つの考え、一つの行動でもぶれないようにしなければなりません。私達は現地の学法に参加して同修達と修煉の心得について意見を交わしました。周りの同修との協力を大事にしながら、発正念を強化しました。同修からの誤解と悪い態度に気づいても、すぐに寛容な態度で相手の気持ちを考えて善意的に話しかけました。私達の周囲が少しずつ明るくなり、きれいになってきました。デマも時間が経つと共に、自然に消えました。
同修Aも就職への執着心を放下できるようになってから、良い転機に恵まれました。彼の満足するような新しい仕事が見つかりました。そのすべては師父のお陰だと分かっています。私達の心性が向上できたので、師父が私の周囲に潜んでいた良くないものを一掃してくださいました。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)