【明慧日本2012年3月14日】山東省郯城(たんじょう)県に在住の岳希文さんは1998年に法輪功を習い始め、「真・善・忍」を信条として、厳暑に干害を被った人の畑に水を与え、道路の窪んでいた穴を埋めるなどたくさんの善行をしてきた。しかし、良い人を目指していた岳さんは、当局の法輪功への弾圧政策において、一連の理不尽な迫害を受け苦しめられた。
2005年4月12日午後、610弁公室は岳さんの家に押し入り、誰もいないすきに泥棒のように家を荒らしまわった。それ以来、岳さんは放浪生活を余儀なくされた。2カ月後、一度家に戻った岳さんは、見張っていた警官らに捕まえられそうになった。しかし、その場にたくさんの人がいたため、警察はビクビクしながら、岳さんの不当連行を諦めた。
2006年初め、岳さんは不審者によって拉致された。そして、山東省第二男子労働教養所へ入れられた。拘禁されて以来、3年間、監守による暴行や拷問を受けた岳さんは、視力障害をきたし、頭痛や歩行困難などの症状も引き起こした。
2008年7月13日、岳さんは収容施設から家に戻ってわずか3日後、不審者に直接、臨沂洗脳班まで連行された。
2012年3月2日朝6時ごろ、警官6人は、岳さんの家のドアを破壊して侵入し、鍵をかけて捜索を行い、当局が禁じている新唐人テレビの受信機を発見したため、岳さんを逮捕した。
翻訳者注:新唐人テレビ局は、全世界の華人を対象にした、中国共産党の制御を受けない唯一の中国語テレビ局。情報や言論の自由を制限されている中国人は新唐人から、人生にとって唯一の自由、情報、希望を受け取ることができる。