【明慧日本2012年3月16日】「世界のイメージの中心地」という別名を持つ、ニューヨーク州の北西部に位置するモンロー郡ロチェスター市は、2012年2月26日、神韻国際芸術団の4度目の来訪を迎えた。今年の公演は現地の文化の中心であるイーストマン劇場で行われ、満場となった。
神韻が表現する、天を敬い神を信じ、道徳を重んじて善行を尽くすという精神的なメッセージは、観る人に希望と啓発を与えていると高く評価され、そのハイレベルな芸術的表現手法も絶賛された。現地の神韻公演主催者によると、高額のチケットの売れ行きが非常に良く、開演の2週間前にはすでに完売したという。
ロチェスターは光学工業のハブ(中核)であり、学術都市としても有名である。ロチェスター大学はUSニューズ&ワールド・レポート誌の全米大学ランキングで常に上位に入り高い評価を受けており、音楽学校であるイーストマン音楽院は、ジュリアード音楽院などと並び証される高水準の音楽学校である。
イーストマン音楽院で36年もの間指揮を務めていたドナルド・ハンスバーガー氏は、神韻を鑑賞後、「技術のレベルが非常に高く美しいです。(生伴奏の)オーケストラの演奏も調和しているし、ダンサー達の演技もプロ中のプロで、振り付けもよく出来ています。神々が(舞台の)バックスクリーンから舞い降りたようで、舞台上の演出は非常に完璧で、隙は全くなかったです」と称賛した。
音楽家・ドナルド・ハンスバーガー氏
彼の妻・パオリさんも定年前はイーストマン音楽院の教授で、チェロ奏者だった。パオリさんは、独特な音色を持つ中国の伝統楽器と西洋楽器を中心とするオーケストラの生演奏の中で、他の楽器と見事に調和が取れていて、一流だといわざるを得ないと絶賛し、機会があればこれらの中国楽器を一度見てみたいという。
ハンスバーガー夫婦と同伴し、一緒に神韻を鑑賞した2人の友人、画家のアリス(Alice Demauriac)氏と、スペイン人の機械エンジニアで発明家でもあるフリオ・サンチェス・バニョス氏も、ダンサー達の熟練の技と美しさに圧倒されたほか、ユーモアに溢れた演技にも感心していた。彼らは、舞台には視覚的な要素が非常に多くて驚いたと話し、「たった1回の鑑賞ですべての演目を完全に理解するのはとても無理で、3、4回観なければなりません」と語った。
元心理学者・セルマ・サックス氏
退職した心理学者・セルマ・サックス氏は「神韻は創世の始まりから現代に至る人類の歴史を解釈し、時空を超える壮大なドラマを見せてくれました。そこには多くの情感と真理と真相があり、観ていると勇気と希望がわいてきます。中国は悠久の文化、偉大な伝統、豊かな精神と信仰を持つ古い文明の国であり、神韻はまさにこのような中国を表現しています。これこそが真実であり、今の中国にはないものです」と述べた。
ロチェスター工科大学の元教授・ジョン氏
ロチェスター工科大学の元教授・ジョン(John Arney)氏は鑑賞後、「驚きました。本当に素晴らしかったです。舞踊と音楽が互いに完璧に一致しているところがとても気に入りました」と感激した。
ダンサー達の高い協調性に感心したジョン氏は「神韻の舞踊は非常に美しいです。舞踊の題材は皆、中国の異なる地域から来たもので、様々な特徴を持っていることが分かりました。その多様性が素晴らしいです。人類は喜悦・悲痛・恐怖・希望といった感情を持っており、基本的には皆同じです。神韻公演からこれらのものをすべて感じ取ることができます。これは人類の共通の人間性であり、皆が享受すべきものです」と語った。