文/黒竜江省の大弟子
【明慧日本2012年3月17日】慈悲なる偉大な師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私が住んでいる区の人口は約60万で、1999年「7.20」前には、約4千人が法輪大法を修煉していました。迫害が始まってからも修煉を続けている人が少なくありません。全国の大法弟子と同じように、当地区の学習者も深刻な迫害を受けています。「7.20」以来、不法に拘禁されている大法弟子の人数は常に50人ほどいて、2010年末現在、まだ29人が拘禁されています。
この現状を見て、当地区の協調人として私はずっと焦って、またとても困惑していましたが、何の解決策もありませんでした。同修が公安局に連行される度に、私たちはただ家族に付き添って公安局に「○○を帰しなさい」と主張したり、真相資料を電柱に貼ったり、警察・検察・裁判所と告発者に手紙を書いたり電話したり、多くの大法弟子を集めて一緒に発正念したりしました。このように忙しく活動しても、ほとんどの場合、同修はやはり刑務所に入れられたままでした。邪悪はどうしてこんなに強いのか、と長い間私は困惑していました。
2001年以降の各地での説法に、邪悪は暴き出されるのを恐れるので、大法弟子はその暴行を暴き出して迫害を制止すべきであると、師父が多く説かれていたことを、真剣に法を学んでから私は気付きました。特に2003年11月に、師父は学習者が書いた文章、『当地の民衆に向けて当地の邪悪を暴露する』のために評注を書いて、2005年10月、師父はその評注文を修正して再度発表しました。「この方法にはあれらの理性を失った悪人を極大に震撼させる作用があり、同時に当地に対する真相を伝える中で、民衆に邪悪の迫害を最も直接に、はっきりと伝え、認識させ、同時にデマに毒され、騙された民衆を救い済度する一種の良い方法です。大陸の大法修煉者と新しい学習者全員がみなこのことについてよく行うよう希望します」と我々に伝えられました。
師父が何度も何度も邪悪を暴き出すことを強調しているので、その重要性は言うまでもないものです。その評注文を学んだ時、突然私の視線が「全員」、「みな」の字に釘付けになりました。新しい学習者を含む大法弟子全員がこのことをやる、と師父は我々に求めていると私は思います。つまり、すべての大法弟子がこのことを重視して参与して、力を注いでやるということであり、これは師父が我々に求めていることです。
(一)悟ったらすぐ行動に移す
ここまで悟り、私たちはすぐ「迫害を暴露する」プロジェクトチームを設立して、迫害を受けたが文章力が無いためその経緯を書き出せない同修を助けて、早めに文章を書き出すことを目標にしました。私たちは師父に「どんな困難に遭っても私たちが最後まで頑張る」と誓いました。当時ちょうど2010年の末で、旧正月まであと4、5日しかありませんでした。年明けからプロジェクトを始動しようかとも私は迷っていましたが、「いや、駄目です。衆生を済度する時間はあまり残っておらず、いったん悟ったらすぐ行動に移さなければならず、だらだらしてはいけない」と決心しました。
数年前からこのプロジェクトを実行したい同修がいましたが、多くの困難と妨害があったため、彼らは諦めました。諦めた主な原因は、全体の協力が得られなかったことにあります。全員にこのプロジェクトへ参与してもらうには、まず全ての同修が法に対する認識を高めて、恐れる心を取り除かないといけません。それで、私はまず各サブ協調人を集めて話し合いました。彼らが認識を高めた後、彼らは自分が担当する同修にまた話しました。何回もの交流を通じて、迫害を暴き出す過程は修煉の過程、自分の空間場を浄化する過程、衆生を済度する過程でもあり、自分の空間場を浄化してこそ現地の空間場をはじめて浄化でき、このプロジェクトは現地の衆生を救い済度するには非常に重要な役割を果たすと、大多数の同修は理解しました。
当然、皆の修煉の次元、学法への真剣さがそれぞれ異なるため、このことに対する態度も異なります。書き出すのは良いが、ネットに載せるのは良くないと言う人もいて、ネットに掲載しないと書く意味がない、掲載しないなら私は書かないと言う人もいました。さまざまな考え方に直面して、まず全員が書いてUSBメモリに保存して、ネットに掲載したい人の文章を本人の同意を得た上でチームが整理して投稿する、掲載したくない人の文章をそのまま保存するとの提案が出されました。こうして、皆は筆を取って書き始めました。
皆に自分が受けた迫害の基本情況を分かりやすく書いてもらうために、チームでは氏名、年齢、毎回の迫害された期間、迫害の程度、罰金の金額、迫害を働いた部門名と個人名、家族が受けた迫害の履歴と程度などの必要な要素を表にして、各サブ協調人を通じて全員に伝えました。後ほど、同修たちが書いた文章は四方八方から集まってきました。どうしてこんなに速く書けたのでしょうか? 後になって分かったのですが、多くの同修は自ら進んで書けない同修を助けて文章を書いて整理したのです。特に辺鄙の農村部の同修は、一人で数人の分を担当していました。チームのわずかな数人だけでは、書いても書いてもこんなに速く書き出せません。同修たちは充分プロジェクトの意義を認識して、そして黙々と助け合っていることに、私はとても感動しました。
(二)困難は動力でもある
自分の被害情況を早くネットに公開したい同修もいたので、チームは彼らの文章を新たに整理して、場合によって当事者に再確認もして、それから明慧ネットに投稿しました。
迫害で亡くなった同修の資料を整理するのが最も難しいです。亡くなった同修と同じところに拘禁されていた人に事情を聞いて、また同修の親族からも事情を聞いて、写真をもらわないといけません。親族が引っ越した場合、私たちはまず現地にいる親族の知人を訪ねて親族の連絡手段を聞きます。面倒だと思って「知らない」と答える知人に対して、私たちは何回もお土産を持って訪ねて、このようにする意義を説明しました。最後に知人は感動して、親族の電話番号を教えてくれました。その後、私たちはまたお土産を持って行き、亡くなった同修の親族に会って、当同修の関連情況を聞いて生前の写真をもらい、遺影として明慧ネットに発表しました。良い態度で接してくれる親族もいますが、態度が悪い親族に対しても私たちはずっと穏やかに対応しました。
迫害で亡くなったAさんの死因は不明のままで、現地の同修は誰もよく知りませんでした。聞くところによると、他の地方の同修Bさんは、Aさんの死亡過程を目撃したそうです。ちょうどその時、Bさんは奇跡的に当地区に来て、Aさんの迫害致死の詳しい情況を私たちに教えてくれました。私たちが悟ったこととやっていることが正しいために、師父は助けくださっている、と皆が分かりました。このようなチームの同修は、一つ一つの事例を確認して、一つ一つの言葉遣いを推敲しました。
5ヶ月もの努力を経て、私たちは10数件の迫害実例を整理して、明慧ネットに投稿しました。しかし全て不合格で、発表されませんでした。明慧ネットは簡潔で可読性を持つ文章を求めています。ほとんどのチームメンバーは難しいと感じて、次にどうすれば良いかが分からなくなって、他の地方の同修に助けを求めても全部断られました。
この情況は、困難の前で私たちがこのプロジェクトを続けていく決意があるかを試している、と学法を通じて皆が認識しました。そうですね、当初チームの人はみんな「どんな困難に遭ってもやっていく、邪悪が解体しない限り私たちはずっと続けて行く!」と決心したのではありませんか? 皆が一緒に内に向けて探すと、この間、プロジェクトに集中して学法を怠ったという不足が見つかりました。そこで、私たちは心を静めてしっかり学法して、気持ちの整理ができてから引き続き文章を書きました。一篇一篇書き直して、一句一句を推敲しました。今回は本当に本心から努力して、任務を完成するような気持ちを捨てました。書き直す過程で、よく師父からの啓示を得ました。皆の努力のおかげで、やっと第一陣の10数篇の迫害文章が明慧ネットに発表されました。
嬉しかったのですが、歓喜心が生じたことを魔に見られて、面倒な事がやってきました。チームメンバーのCさんは、法を正す時期に邪悪を暴き出すのは大法弟子の修煉の一部でもあり、本人の同意を得る必要がないと考え、勝手に本人の同意を得ていない数人の迫害経歴を投稿しました。後日、それは明慧ネットに掲載され、Cさんはそれを印刷して小冊子まで作って一部の同修の中で回覧させました。このアクシデントは同修の内部で大きな波紋を引き起こし、恐れる心を持っている一部の同修は自分の迫害履歴を書き出すのを止めたので、プロジェクトは始まったばかりにもかかわらず、すぐに冷え込みました。そして非難の言葉が私に集まってきて、「あなたは勝手に約束を破るね。ネットに出さないと頼んだのになぜネットに出してしまったの?」、「誰がしたことなのか? どうして同修の安全を考慮してくれないか? もし不祥事が起きたら誰が責任を取るの?」等々と言われました。
これは邪悪が皆の恐れる心を利用して我々を妨害しており、発正念でその邪悪を解体する必要がある、とチームメンバーは皆すぐに分かりました。ちょうどその時、師父の新経文『師が法を正すことを手伝うとは何か』が発表され、新経文を学んだ後、チームの某同修が「『当地の民衆に向けて当地の邪悪を暴露する』から、師父と大法を信じることを論じる」という題の文章を書いて、明慧ネットに発表しました。それで皆、プロジェクトの意義に対する認識が高まってきました。同時に、文章を書くことを通じて法理に対する認識が明晰になり、正念も強くなって、何事をやっても順調に運んでいる、と暴露文章を書いた同修が体験を皆に語ってくれました。こうして同修たちはわれ先にと争うほどの勢いで暴露文章を書いたりして、プロジェクト始動時の態度とはがらりと変わりました。それ以降、獄中の同修は出所したら、協調人やチームメンバーから声をかけられる前に、周りの同修がすでに彼(彼女)に暴露文章を書かせたりしています。同修はみな自ら進んでこのことをやっています。私は本当に「全体協力」の法理の奥深い内包と、巨大な効果を体得しました。
このプロジェクが進展するにつれて、妨害、困難もぞくぞくとやってきました。――チームの数人の同修に相次いで病気の症状が現れて、突然高熱を出して震えるほど全身が痛くて、頭がぼうっとして目さえ開けない人もいれば、頭痛で丸一日寝られない人もいて、筆を手に執ると頭が空っぽになり、また全身が痒くて書くことに集中できない人もいれば、同修と話し合う時に2回も気絶した協調人もいました。私たちが邪悪を解体させるため、今邪悪を暴露しているので、邪悪は解体されないために百方手を尽くして私たちを妨害しているのです。必ずプロジェクトをしっかりと最後までやり遂げると、皆が決心しました。それで、私たちは「あなたたちのやったことは多くの貴い命を奪って、あなたたちは甚大な罪を犯した。私たちは師父に従って徹底的にあなたたちを解体する!」と邪悪に警告しました。私たちの強い正念の下で、各種の妨害は消えました。その一刻、私たちは心の中で「師父、ありがとうございました!」と叫びました。
(三)修は己にありて、功は師にあり
私たちの文章を読んでとても感動して、「このような実在の出来事は最も説得力がある」と言ってくれた同修と家族(修煉していない)がいます。これは私たちが当地の民衆に対し、当地の邪悪を暴露した努力に対する励ましです。しかし「このような文章を当地で配ったら危なくないか」と心配する声もあります。迷った時、正法に必要とされるならば、衆生を救い済度できるならば、私の体験をどのように使っても構わないと言ってくれる同修もいました(ここまで書いて私は感動の涙を抑えきれませんでした)。そこで、本人の同意を得た上で、私たちはネットに発表した代表的な実例まとめた小冊子を作成して、現地で大量に配って、とても良い効果を収めました。小冊子を読んで、泣きながら私たちに「共産党はこんなに残忍なのだ。以前聞いても信じていなかったが、すべて事実なんだ。あまりにも下劣で非道な共産党は、いつかきっと崩壊するだろう!」と話す民衆もいました。
このプロジェクトについて、私たちは師父のお教えに従って行動したのですが、しかしこれは師父のためにしたのでなく、師父は私たちにこのプロジェクトの展開を通じて、自身の威徳を樹立させているのです。私たちの得たものはどれほど多いでしょう、全体協力の意識が強くなり、大量の邪悪が除去されたため、当地の空間場はきれいになって、邪悪を震え上がらせました。現地公安局による、数回にわたる「逮捕計画」を打ち破り、同修の身の安全を守ることができたこと等々、以前これは絶対に不可能なことでした。このプロジェクトに参加した同修も座禅する時に両足を組める時間が長くなり、頭が以前よりすっきりとし、正念が更に強くなり、家族までも受益したなど、深い感銘があります。ここで師父の苦心の按排に感謝します。私たちはこれからただ精進するしかありません。
ある日、私は偶然に動態ネットを開いて、当地区の暴露文章が新唐人のニュース番組に使用されたのを知りました。これは私たちにとって、この上ない励ましです。これは全体が協力しているために神通力が現れた結果で、これは師父が私たちを励ましているのです。ここで師父に感謝して、明慧編集者の同修の助けと応援に感謝して、新唐人同修の励ましに感謝します。
このプロジェクトを通じて、数年来、ほとんどすべての経文で、師父が協力の重要性を繰り返し私達に言い聞かせることの苦心を理解できました。弟子の間の協力は宇宙で法を正すことが必要としており、宇宙の大法は円容不破なものです。正法時期の大法弟子として、師に助けて法を正す中で、弟子の間の協力の重要性を実証しなければならず、特に最終段階になった今、全体協力の力の強さを実証しないといけません。私たちのプロジェクトがなぜ成功したかというと、同修の認識が高まって、皆のパワーが集まって良い効果を収めたのです。今の私たちはどんな事をしても、一体になることと協力を第一に考えます。
2011年7月6日、明慧ネットに「爆竹を鳴らして祝おう」の文章が発表された後に、どのように正法の進展についていくかをめぐって、当地区は何回も交流しました。大法弟子として天象に順応して爆竹を鳴らすべきだ、また一般人にも天意に沿って爆竹を鳴らすことを勧めるべきだと、皆の意見が一致しました。そして当地区で多くの弟子と一般人は爆竹を鳴らしました。撮った写真に数えきれないほど多くの法輪が重なり合っていました! これは私たちの全体協力に対して、師父がもう一度励ましているのです!
今後、私たちは互いに助け合って、より良く協力して、よりしっかり「三つのこと」を行なって、師父が求めている結果を達成できるように努力して、真の大法弟子になって、より多くの衆生を救って自分の先史の大願を果たし、師父について本当の家に戻りたいと思います。
(第八回明慧ネット中国大陸大法弟子修煉体験交流会)