【明慧日本2012年3月17日】カナダ・トロントで2012年3月9日、カナダ首相であるスティーヴン・ハーパー氏は中国語マスコミを集め、円卓会議を行った。会議の中で首相は、2月に行った中国訪問の旅を振り返った。記者の質問に答えていた時、ハーパー首相は、中国訪問中に中国最高指導層に対して法輪功が受けた迫害の問題を言及し、そしてカナダで法輪功修煉者達がみな法律を守り、しかも社会に対して大いに貢献していることを話したと語った。
中国最高指導層に法輪功を言及
記者の質問に対して、ハーパー首相は「私は法輪功の問題を言及しました。毎回の訪問、毎回の中国の最高指導層との会談、カナダであれ、中国や世界の他のところであれ、我々はいつも自由、民主、人権と法治の問題を全面的に言及してきました。これらの問題について、広範囲の面で中国の同行者達と討論することが良い方法だと思います」と述べた。
ハーパー首相はまた「ジョン・ベアード外相と同行者達は、討論や審査すべき多くの資料を持って行きました。確かに、法輪功問題はこれらの資料の一つです。これらの資料に基づいて、法輪功の問題であれ、他の多くの問題であれ、私はいつも中国の同行者に、この明確な観点を申し上げています」
ハーパー首相は法輪功を称賛
ハーパー首相は話を続けた。「なぜなら、カナダには法輪功修煉者を含めて百万人超の中国系住民がいます。これらの法輪功修煉者及び中国系の人々は、カナダの他の人々と同様に、自由、民主、人権と法治の制度の下で盛んな発展を現しました」
「カナダの法輪功修煉者は法律を守っており、他の中国人及び他の人々と同様に、国家に大きに貢献しました。近い将来、中国はカナダと同じく、自由、民主と人権から恩慧を受け、民主を容認するに止まらず、異なる意見も容認できるようになれると私は信じています」
首相と政府は何度も公に法輪功と人権問題を提出
今年3月5日にジュネーブ で行われた国連人権会議で、カナダ代表は世界各地で発生している宗教団体に対する人権侵害行為を譴責した。カナダ外相は、法輪功がそれらの人権侵害を受けた団体の一つであると語った。
2月の中国訪問期間中、ハーパー首相は広州で600人が参加したある会議に出席し、カナダと中国の関係の問題に関して、カナダは基本的な自由と人権を引き続き取り上げると強調した。
2月10日、広州でハーパー首相は「カナダは貿易と基本価値観を分けて対処するわけにはいきません。カナダの繁栄は豊富な自然資源と国民の勤勉な労働から得たものだけではなく、自由、民主、法治と人権を堅持することからも得ました。全ての貿易に対して、我々はこれらの理念を堅持しなければなりません。これはカナダ人が、政府とメーカーに要求するものです。従って、中国とカナダの関係において、我々は引き続き自由と人権の問題を取り上げなければならず、あなた方はこのことを予想できるはずだと思います」と述べた。
ハーパー首相の中国訪問前、国会ビル前で法輪功への迫害停止を呼びかける修煉者達