文/シンガポールの大法弟子
【明慧日本2012年3月19日】尊敬する師父、同修の皆さん、こんにちは!
私は自分のここ数年の修煉の心得について、皆さんと分かち合いたいと思います。
一、電話での全地球真相伝えプラットホーム(以下、RTCと略する)でグループでの修煉環境を得た
大法を得た当初、70歳を過ぎていた私はとても精進していました。しかし、数年前、脚にしびれや痛みを感じると共に、脚が木のように硬くなり、うまく動かない病業を経験しました。1人で歩いたり、外出出来なくなった私はグループ修煉の環境を失いました。その後、私は毎日独りで法を学び、功を煉ってはいるものの、状況は悪化の一方でした。毎日、頭にたくさんの執着やマイナスの思考が浮かびコントロールできず、排除する事も難しかったのです。同修と交流しようと思いましたが、皆忙しそうで、邪魔をしに行くわけにはいきませんでした。私は生まれつきのお喋り好きで、何かを思ったら人に言わないと落ち着かない性格です。このような状況の中で、私は精神が不安定になり、体の状況も悪化し、マイナスの思考も多く、絶えず学法しても状況の改善を図る事ができませんでした。
その後、娘の義理のお母さんが同居するようになりました。違う文化と生活習慣を持つ人同士が長く一緒に住むと、どうしても多くのトラブルが起きてきます。私は脚が悪く、いろんな事を手伝うことができず、心の負担が重くなり、いつしか肩身の狭い思いをするようになりました。彼女(義理のお母さん)はいつも私を非難し、私は何をやっても正しいと言われず、この家でただ食いしていると言われるほどでした。私はこの苦痛に耐えられず、同修に他所に借りられる部屋を探してもらうように頼みました。ある日、『転法輪』の第四講を読んだとき、次のような説法が目に入りました。
「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの状況が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうしてわたしにこんなひどいことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか? 『あの時のことは知らない。現世は前世と関係ない』とあなたは言うかも知れませんが、そういうわけにはいきません。もう一つは、トラブルの中に業力転化の問題が絡んでいるので、具体的に対処する時、われわれは大らかな態度を保たなければならず、常人と同じようにしてはなりません」
私は前世における彼女からの借りを返さなければならないと分かった時点で、突然心が楽になりました。そして、これは正に師父が私の心性の向上のために按排して下さった関だと認識出来ました。それ以後、似たようなトラブルは多くありましたが、私は常に正しく対処し、自分の心性の向上を実感し、私たちの関係も大分改善されました。彼女にいくら罵られても、何を言われても私は心を動じず笑顔で返しました。心性は向上したとは言え、全体的な修煉状態が良くなったとは言えませんでした。時には、私は唯一交流出来る娘に悩みを訴え、交流を重ねていくうちに娘にも交流を断られるようになりました。娘が言うには、私はいつも彼女にゴミを投げつけるような感じで、耐えられなくなったそうです。こうして、私は完全に独りでの修煉となり苦悩に陥り、一時、「肉体を捨てて早くこの世から去った方がいい。自分は大法弟子に相応しくない。生きていても大法に泥を塗るようなことしかできない」と思い、師父の写真の前で泣きながら師父の啓示を求めたこともありました。
しかしいくら苦しくても、私は大法修煉を諦めたくなく、衆生に真相を伝えにいきたいとずっと思っていました。私のこの心を見られた師父はチャンスを下さいました。ある日、ネットで日本のある同修が久しぶりに私に連絡してきました。私の近況を聞いた彼女は、RTCを勧めてくれました。RTCは中国に電話で真相を伝えるネット上のプラットホームです。私は脚の不便さから以前のように外出し、面と向かって真相を伝える事が出来なくなっていたので、家に居ながら真相を伝えられることは自分の状況に最適だと思いました。嬉しく思う反面、長い間真相を伝えていなかった私は、最初、戸惑いましたが、すぐにその環境に溶け込み、心も穏やかになっていきました。
RTCは正念の場でした。そこではお互いの非難、批判、またはケチをつけたり、陰で人を議論したりする声も聞こえませんでした。私に聞こえてきたのは、激励と善意の指摘でした。同修が関を乗り越えられない時、またはコンピューターの技術上の問題に遭遇する際、いつも助けてくれる同修がいます。特に私のような年配の同修達はコンピューターに疎く、電話をかけ終える際、または交流の最中によく技術のトラブルに逢います。その時に技術に精通する同修は、すぐに積極的に問題を解決してくれます。
特に新しくRTCに入ってくる同修に対しては皆が気を配り、電話をうまく掛けられるかなどの不安な心、良くない思いをなくし、正念を強く持つように励ましてくれます。また、真相電話の原稿の用意や、一対一で電話をかける方法を教えるなどの便利な環境を提供してくれる事によって、より多くの同修が電話を掛けられるような環境が整えられています。皆の目的は一つで、より多くの同修が参加し、より多くの衆生に真相を伝えられるように、師父の要求に従って早く、多くの衆生を救うことです。
師父が按排して下さったこの良いグループ修煉の環境の中で、私は確実に自分の昇華を実感しました。精進したい気持ちがあれば、いくら自分の修煉状態が良くなくても、この正念に満ちた環境の中ではマイナスな要素が消滅されます。言いかえれば、精進せざるを得ないのでしょう。電話を掛ける際は正念が必要で、学法する際にも正念が必要です。交流するにしても正念が必要で、すべて正念がなければRTCでは一歩も進むことができず、何も出来なくなります。
私は自分の正念が著しく強くなっていくのを感じ、マイナスの考えが出たらすぐに頭から排除し、一つの考え、一つの念も逃さないように努力しています。
(続く)