【明慧日本2012年3月20日】郭懐齢さん(60歳男性)は、集賢県豊楽鎮太源村の村民。2002年3月、郭さんは自宅にいた際に不当に連行され、集賢県留置場へ送られた。警官らは郭さんを殴打し、転向させようとした。郭さんは拘禁中、7日間の断食を行い、また他の法輪功修煉者達と一緒に煉功して、転向を拒否し、迫害に抗議した。警官らは郭さんを18日間連続で吊るし上げ、また郭さんの歯を器具でこじ開け、破壊した。
2002年6月上旬、郭さんは綏化労働教養所に移送され、引き続き迫害された。綏化労働教養所で、警官らは受刑者らに指図して、郭さんの衣服を脱がせてから、水道の蛇口で郭さんの体に冷たい水を浴びせた。郭さんの全身が震えだすまで冷たい水をかけられ続けた。その後、郭さんは別の中隊(収容者を管理する単位)に送られたが、そこでは更に残酷な迫害を受けた。警官らは法輪功修煉者を洗脳・転向させるために作成した、テレビプログラムを見るよう郭さんに強制し、また長時間立たせ続けたり、鉄の椅子と呼ばれる拷問器具に座らせるなどの虐待をし、また内容不明の薬物を飲ませた。不明薬物を飲まされてから、郭さんは目の前がぼんやりとしてはっきり見えなくなり、知覚と意識もはっきりしなくなり始めた。
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拷問の実演:鉄の椅子
綏化労働教養所の第2中隊に拘禁されていた間、郭さんは法輪功への信念を放棄しないという理由で、第2大隊の警官・チョウに酷く殴打された。2002年末には、郭さんは第3中隊に送られて厳しく管理され、強制労働に従事させられ、また監視役の受刑者によく殴られ、罵られた。
2003年4月から5月にかけて、郭さんはある日の夕食の時間の前後に突然意識を失い、床に倒れたことがあるが、監視役の受刑者は演技をしているなどと言い、郭さんを足で蹴っていたという。
情報筋によると、郭さんは危篤状態になり、病院に送られて3日間救急手当を受けたが、2003年7月18日に綏化市病院でこの世を去ったという。