文/大陸の大法弟子 一蓮
【明慧日本2012年3月25日】慈悲なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
第八回大陸大法弟子ネット法会への投稿募集中に、喜ばしいことに師父のニューヨーク法会が開催され、発表された師父の新経文『大法弟子とは何か』に目を覚まさせられました。修煉者らしく厳しい基準をもって内に向けて自分の足りないところを探さなければなりません。慈悲なる師父が大陸の大法弟子にくださった貴重な機会を大切にし、わずかながらも修煉体験をまとめて法会に投稿し、慈悲なる師父と同修の皆さんに報告させていただきます。
私は1998年に法を得ました。十数年の修煉経過を振り返ってみると風雨の浮き沈みの中で七転び八起きしてきました。全ての関と難は常人の執着心を取り除きながら法に同化する過程でした。執着心を取り除く時の苦痛と涙もあれば、法理への理解がきちんとできていない為の疑惑と戸惑いもありました。学法と修煉の中で師父の慈悲なるご加護とご教示があったお蔭で、私は少しずつ変わり、一歩ずつ昇華して、生命の本来の真義が分かり、心の中で今までなかった調和と穏やかさを実感することができました。それと同時に大法弟子が担う重責も分かるようになりました。大法と師父を揺るぎなく信じているので、私の修煉はどんな人も止めることはできないと分かっています。
名利に淡白になり、法を実証する
十数年の修煉は、旧勢力によって按排された魔難を前にして、乗り越えられるだろうかと思いながら、苦難に満ちた道を歩んできました。私は政府機関で理想的なポストに就き、収入も悪くありませんでしたが、法輪功を修煉しているという理由で、重点対象者として地元の610弁公室に監視されていました。何度も職場にきて、修煉をやめさせなければならないと上司を脅しました。また何回も「対話」を行い、直接私を脅したりすかしたあげくに「社会秩序を乱す」という罪名で私に濡れ衣を着せ、拘置所に連行して15日間閉じ込めました。
様々な常人の執着心を放下できず、私は「修煉放棄保証書」にサインをしてしまい、修煉の道が遠回りになり、長い間内心で非常に苦しみました。しばらくの学法と反省を通じて、私は大法と離れては生きていけないと自覚できました。大法の修煉を放棄したら私が生きている意義がなくなると感じて、心の底から徐々に乗り越える勇気が湧いてきました。知り合いの同修は私を連れて数カ所の交流会に参加し、皆さんと意見を交わして法理を明かし、修煉の道での正しい選択に導いてくださいました。充分なパワーと自信をいただいたように思えたある日、勇気を絞り出して「不本意な修煉放棄書を撤回します。生涯法輪大法を修煉すると決めました」と皆の前で大きな声で公表しました。私が再び修煉に復帰したことで、共産党はまたいつもの巻き添えという汚い手口を用いて、私に圧力を加え始めました。それからの私は降格され、ボーナスを減額されたうえ、除名処分にされてしまいました。
だんだん法理を理解するようになり、最初の「自分のせいで職場まで巻き込まれて申し訳ないという気持ち」から「皆の前で顔を上げて正々堂々と真相を伝えたい」に変化しました。「真相を伝えることは悪くない! 迫害される理由がない!」と心の中で叫びながら、もし解雇され収入源を絶たれたら生活はどうなるのか? という戸惑いもありました。当時の家庭状況は、主人の商売が苦境に陥り借金に苦しんでおり、限られた私の給料で補填して、苦しい局面を維持していました。家計の唯一の支えである私が職を失うかもしれない危険を感じた主人は、常に喧嘩腰で大法の修煉をやめなければ離婚すると脅しました。高齢で持病持ちの舅と姑を扶養しなければならず、息子は長年癲癇(てんかん)を患っており正常な学校生活を送ることができません。実父は80歳をすぎた高齢で私の介護を必要としていました。想像を絶する苦しい現実生活の前で、邪悪に脅されている私は、暫く心の中で迷い苦しんでいました。
深刻な難関の前で再び大法は私に力を与えてくださいました。大法は無辺であり、すべては心の修煉である為です。「『師は入口まで導くが、修行は各自にあり』と言われているように、すべてあなた自身がどのように修煉するかによります。修煉できるかできないかということは、あなた自身が忍耐することができるかどうか、代償を支払うことができるかどうか、苦しみに耐えられるかどうかによって決まります。いかなる困難にも阻まれないほどの固い決意をもっていれば、何の問題もないでしょう」(『転法輪』「業力の転化」)と、師父は前へ進む自信と勇気を与えてくださいました。
情緒が低迷している時に見た夢をはっきりと覚えていました。そばに宙に浮いている人がいて、厳しい顔で私を見ていました。彼の口は閉じたままなのに、立体的な意念の音声が聞こえてきました。「あなたの未来がどうなっているかを見せに連れて行ってあげよう」と言った瞬間、言葉で言い表せないような飛行物体(恐らく法輪)が私を乗せて猛スピードで真っ直ぐ上へと天の果てまで突き進んでいきました。左回転して急上昇し、右回転して急上昇し、とても高所まで行って止まりました。「ここはどこですか?」と私が尋ねると「九層の天だ」と答えました。
私が目を開けて遠くを眺めてみると、光り輝く素晴らしい光景が目の前に無限に広がっていました。また、別の日にもう一つの夢を見ました。山の頂上の若い松の木の上に暗雲が広がっていました。黒い雲の下で松の木が激しく揺れ、嵐のような暴風雨の中で稲妻と雷鳴が轟いていました。しかしその回りは青空が広がり、穏やかな空模様でした。目が覚めたとき内心で師父がご教示してくださったとよく分かり、感謝と感激の涙が止まりませんでした。これから先、修煉者としてどう行なうべきかを悟り、本当の修煉者であれば師と法を確信し、常人の名利情に動かされてはいけないと分かりました。職場を解雇されるかどうかを含め、これから先は師父に按排された道を歩むので他に左右されるはずがないと信じました。
職場から態度を明瞭にしてほしいと言われた時に、私は「放棄書に保証などの署名をしない。口頭での約束は一切しない。生きている限り大法の修煉を貫くことが私の選択だ。その選択に対し代価を払わなければならないときは覚悟ができている」とはっきりと強い意志を語りました。
しばらくして共産党の新しい行政制度により、公職員に応募する際は公開試験以外に「法輪功への態度表明が必要」という理不尽な条件が加わりました。法輪功に反対するという共産党の意見と一致しなければ一切採用しないという規定になりました。邪悪による大法修煉者への卑劣な迫害がここまで深刻になっていると痛感し、もう平和な仕事環境とは言えなくなった現実に絶望し、私は思い切って定年を切り上げて退職しました。それからは、いつでも老後の保障まで取り上げられてもおかしくない日々を送りましたが、1年経ち、2年経ち、いつの間にかその危険は消えていきました。
師父のご加護の下で大法弟子の正念が現れ、邪悪の迫害が解体したと分かりました。その効果は勤務先の職場にまで現れました。同僚達は皆、揃って邪悪の政策に従わない、大法に罪を犯さない、 罰当たりな事をしないように守っていました。上司は善念を持って大法弟子を守り、上からの命令である「私の除名処分」を断りました。回答は「職場の皆が反対しているからだ。610弁公室の嫌がらせを断固として断る」でした。上司は私の事を胸を張って担保してくださいました。
上司は善念を持って大法弟子を守ったお陰で、まもなく福報を受けました。仕事能力が大変高く評価され、歴代の上司が憧れていた「全国先進」に選ばれ、高い名誉を手に入れることができて夢を実現したのです。
予定より早く退職した私は、家計を支える為に商売を始めました。いくつかの同業のライバル社がいたにも関わらず、供給業者は他社より条件が未熟な私に独占販売権を譲ってくれました。私は商売の経験が乏しく、自分に自信がなかったので、1カ月の準備期間を経てから初日の営業へ出掛けました。1日目に1万元以上の注文の契約を獲得できました。契約書を手にして心の中で感激の涙が溢れました。師父がそばでずっと加護と激励をしてくださっているとよく分かりました。
(続く)
(第八回明慧ネット中国大陸大法弟子修煉体験交流会)