【明慧日本2012年3月29日】広東省深セン市の福田区裁判所は2012年3月22日午後2時半ごろ、法輪功修煉者・李紅洲さん(38歳男性)に対して、3回目の裁判を開廷した。李さんは約1年前、福田区公安分局の警官に不当に身柄を拘束され、同区留置場に拘禁された。李さんの拘禁中に妻が子供を出産したが、李さんはいまだに子供の顔を見ることができない。
検察院はかつて、李さんの案件について、「証拠不足」として3回も受理されなかったが、2011年8月末、福田区610弁公室は偽の「証拠」を作り出し、再び李さんの案件を検察院に送った。それから、裁判所は2011年11月3日、2012年2月23日と3月22日、3回にわたって李さんに対する裁判を行なった。関係の弁護士の話によると、李さんの案件は法的手続きを踏んでいないという。なぜなら、検察院によると、もし案件が2回受理されなければ、案件が成立せず、控訴された人を釈放しなければならないからである。
李さんは、陝西省渭南市の出身で、子供の頃から重い頭痛で、毎日夜10時を過ぎると、頭が裂けるように痛んでいた。また、李さんは重い胃病を患い、いつも食べたばかりの物を吐いてしまっていた。李さんは病気を治療するため病院に通っていたがなかなか治らなかった。これらの病気から早く解放されたい李さんは多種の気功を学んだが、効果はあまりなかった。 しかし、李さんは法輪功を学んでから持病がいつの間にか治った。李さんは嬉しくて、法輪功の創始者に心から感謝している。
李さんは正直で温厚、また善良な人柄で周りの人から良い評判を得た。李さんは「真・善・忍」に基づき、同僚や友人に対して、困っている人がいればすぐ手を差し伸べ、仕事に対しても李さんはまじめで、上司も部下も李さんの信奉を尊重し、皆と良い関係を築いていた。
2011年3月26日朝9時ごろ、福田区公安分局の警官10数人が、不法に李さんの家に侵入し、何ら証明も提示せず、李さん夫婦の身柄を拘束した。そして、警官は李さんの自宅にある私物と李さんが使っている会社のノートパソコンを没収した。その後、李さんの妻は、妊娠しているとして釈放された。
李さんの父は、一人息子が拘禁されたことを聞いてショックを受け、精神異常になってしまった。
李さんはすでに1年間拘禁されている。当局から李さんの家族に渡された拘留証には、責任者のサインさえなかった。現在、李さんの妻は生まれて数カ月の子供を連れて、司法関連部門に行き、李さんの無罪を訴えている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)