【明慧日本2012年4月5日】山東省莱州(らいしゅう)市の法輪功修煉者・曲成業さんは2012年3月20日、遼寧省錦州刑務所で迫害を受け、58歳で死亡した。また、曲さんと同日に不当に身柄を拘束され、実刑判決を言い渡された錦州市の法輪功修煉者・黄成さんは同刑務所内で、十本の指の爪の間に針を刺されるなど、残酷な拷問に遭い、2012年2月14日に亡くなった。
曲成業さん
2008年2月25日、地元公安局の警官が曲さんの自宅に侵入し、曲さんの身柄を不当に拘束した。その後、6年の実刑判決を下された。曲さんは錦州刑務所内で拘禁されている間、重度の脳こうそく、高血圧が発症し、何度も危篤に陥った。面会に訪れた家族の度重なる釈放の要求は、すべて拒否された。
2011年2月、曲さんは脳こうそくのため両脚が動けなくなった。これを見た曲さんの家族は、曲さんの釈放を求めたが、刑務所側は再び家族の要求を却下した。
2012年3月20日、刑務所側は曲さんの家族に対して「危篤」の通知を出し、その後まもなく、「死亡した」との通知を一方的に出した。曲さんの家族は仕方なく、すでに火葬された曲さんの遺灰を自宅に持ち帰るしかなかった。
曲さんは当該刑務所において、二人目の迫害致死となる。法輪功修煉者・張立田さんは2008年4月に不当に身柄を拘束され、8月に懲役5年の判決を言い渡され、その後、同刑務所でめった打ちなどの迫害により死亡した。