【明慧日本2012年4月9日】多くの同修が執着心を捨てないから、師父が法を正す進展を邪魔していると言う同修がいます。それが原因で、師父が修煉の終了時間を引き延ばしていると考える人います。これについて私は違う見方があります。
私の悟りでは、師父がなされていること、特に未来のことに関しては、誰もが見ることが出来ません。現在の神様も旧宇宙の神様の按配しか見ることが出来ません。『二〇一〇年ニューヨーク法会での説法』の中で、
「弟子:国内の一部の大法弟子は迫害された後、出てこなくなりましたが、遅れを取っている弟子が法を正す進展を長引かせてしまいます。師父にご教示願います。
師父:そういう人で長引くことはありません。時間は人間を待たないからです。師父は再三に機会を与えているだけで、中間の過程では待っていいのですが、本当の最後の時間は延ばしてはいけないのです。」
修煉がいつ終わるのか、師父はどのような生命にも知らせることはないと思います。
法を正す修煉時間は一日ずつ減っています。時間がどんどん迫っている状況の中、我々はもっと時間を大切にして実修をしなければなりません。足りない部分を取り除き、最大限に衆生を済度し、怠けてはなりません。さもなければ、もし遅れを取ったらどうするのですか?
同修に怠ける現象があります、多くの場合は他空間からの邪魔です。目に見えるものもあれば、見えないものもあります、いろいろな要因があります。例えば怠け癖、無気力、目覚まし時計の音が聞こえない、時間にだらしない、効率が低い等、それによって学法、煉功、発正念、真相を伝えることが邪魔されたりします。私もこういう状態の中から、もがきながら来られたのです。私と同じような状態にある同修に、早くこの状態から抜け出して欲しいと私は望みます。いかにして抜け出すのでしょうか。実践の中で、効果的な方法をまとめてみました。1、集団で学法をし、同修とお互いに比較します。問題点に気づいたら善意で微笑んで相手に伝え、相手に認識をさせます。認識することができて克服することが出来るのです、克服できると昇華したことになるのです、現段階では、皆がかなり容易に突破できると感じています。2、「事々対照し,做すところ到るは是れ修なり」(『洪吟』「實修」)
現在の難しさは、多くの同修が本当の自分を見つけられないことです。自分ではない思想を自分だと勘違いをしてしまい、自分の行いではないのに自分だと勘違いをしてしまうことです。例えば、ある同修は毎日仕事に遅刻していました。会社の社長は彼女の人柄が良いということでずっと妥協して来たのです。出社時間を再三に変え、午後2時から出社することにしても遅刻していました。彼女は十数年前からずっとこの癖が続いていました。同修が彼女に悟らせようと思い、怠け癖は魔性であり克服しなければならず、仕事に遅れるのは常人でも許されず、大法の恥だし克服をすべきだと話しました。彼女は「良くないとわかっていますが、すぐに直せないので徐々に直します」と言いました。私は「話をしているのは貴方自身ではなく、業力です。取り除くべきです、本来の貴方はそうではありません」と言いました。彼女はあっけにとられて、突然迷いからさめたように悟ったのです。三回もしないうちに怠け癖を直しました。しかも、そんなに苦労することもなく改められたそうです。
そこで私が思うには、現在自分を高めるのは認識することです。大法に相応しくない考えは自分ではありません。修煉者に相応しくない行いも自分ではありません。学法、煉功、発正念の時、静の状態に入れないのも自分ではなく、自分ではないものはすぐに取り除きます。自分が邪魔されないように常に自分を見張るのです、邪魔が来たらすぐに取り除きます、邪魔が来る前にもう解体させてしまうのです。そうすれば、その包囲から抜けられるのです。心身ともに軽やかです、もう怠けることもなくなります、同時に修煉も更に精進することになります。