文/中国の大法弟子
【明慧日本2012年4月11日】
三、監視役を救う
10数年来、迫害の環境下で、周囲には私の行動をずっと監視する人が何人もいました。友人や上級身分の人もいれば普通の知らない人もいました。私は最初の頃、緊張してゆとりがなく落ち着きませんでしたが、次第に正念を持って対処するようになり、「真・善・忍」の基本理念に従って全ての人を救おうと思いました。
阿明さんはもっとも救い難い人の1人でした。阿明さんは高官で金銭や名誉を重んじ、自分は江沢民の三つの代表理論を実践する人物だと自称していました。私は何度も阿明さんに真相を伝えましたが、いつも威圧されて、屁理屈ばかり言われました。2年間かけて伝えてもあまり効果がなかったので、私は違う方法を考えました。まず私は大法弟子の善良で素晴らしい部分を示し、大法の法理と様々な物語を話して、少しずつ影響を与えました。善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあり、「君子は以て厚徳載物」(大地があらゆる生物を育むように、君子は人徳を高く持ち義務を成し遂げる)の是非を正しく教えました。
今日私は、阿明さんと会いました。あいさつの後、阿明さんは「あなたは良い人だから、本当に何かに遭って欲しくないです。あなたは体も家庭の状態も正常なので、もうこれからは何もしないで、やるなら家で密かにやりなさいよ」と言いました。
さらに、阿明さんは「あなたのような人は、なにも修行しなくても良い人です。ヨガをするようにしましょう。法輪功をやめましょう」と言いました。私は、阿明さんに「私は以前、法輪功を修煉する前に、社会の悪に染まり、汚職もしました。お金は誰でも欲しいものですから。しかし私は法輪功を修煉して、失わねば得られぬという理を知り、『真・善・忍』の原則に従って良い人になりました」と答えました。すると阿明さんは、「『真、善、美』はもともと中国の伝統的な美徳です」と言いました。私は「真・善・忍」ですと言い直しました。「そうです『真・善・忍』、あなたはまだこの功が良いと言いますが、共産党に反していますね」と言う阿明さんの話を聞いて、私は「あなたは、政治に参与してはいけないと言いたいでのすか?」と反論しました。すると阿明さんは「そうそう、その通りです」と言いました。私は「私達の先生は、政治に関与してはいけないと仰いましたので、台湾の選挙にも関与しません。党と国は二つの概念です。たとえば今回の評定に参加して、我々が表彰と奨励を受けましたね。これは、愛国と言えるでしょう。陳情に行くことは政府を信頼している証です。もし政府が人民の声を恐れて陳情者を迫害するならば、多くの民衆が抗議します。それは反乱とは言えないでしょう。庶民の声を防ぐことが河川の氾濫を防ぐより大事と孔子は言いました。しかし民衆に信頼されない政党は、反対されなくても自ら倒れるのです…」と私は話し続けました。
阿明さんは「あちらこちらに『法輪大法は素晴らしい』のスローガンがあって、これは党に反することです」と言いました。私はゆっくりと以下の話をしました。「私のようにひどく迫害された人が、中国国内にたくさんいます。また、中共(中国共産党)当局は情報統制をしているので、海外のニュースしか信じられません。天安門焼身自殺は一つの陰謀であり、多くの弁護士が国務院と公安局宛に公開状を書きました」私は話しているうちに、だんだん法の力を感じて、考えも徐々に純粋になりました。こうして、阿明さんの背後の邪悪が全部一掃されました。私は、オフィス内の場が神々の慈悲に包まれて、邪悪の存在がなくなったと感じました。
『普度』の音楽が流れる強大なエネルギー場の下で、阿明さんは私の話を静かに聴き、心が打たれ、師父に授けられた智慧に感服しました。最後に、阿明さんは「そうそう、この功は本当に良い功です!」と言いました。
私たちの場は宇宙の特性と通じ合い、師父は職場に活力を与えてくださいました。
(完)