【明慧日本2012年4月17日】吉林省舒蘭市の法輪功修煉者・宋彦群さん(41歳女性)は長春女子刑務所で残酷に迫害され、意識がもうろうとして、やせて骨と皮ばかりになっている。
情報によると、宋さんは刑期が満了となっているが、教育大隊の警官に三書を書くよう強要され、書かなければ刑期満了になっても釈放しない、と脅かされたという。三書を書かなかったことを理由に、警官は宋さんを厳しく管理する班に入れて迫害した。それに対し、宋さんは断食で迫害に抗議したが、看守は宋さんに注射しようとした。宋さんは抵抗し、注射器の針を抜いた。警官はさらに無理やり宋さんに灌食し、塩水を注入する方法で宋さんを虐待した。
宋さんの妹・宋氷さんも、同じく迫害されて心身ともに傷つけられ、路頭に迷っていた。そして、2009年7月30日に無実を晴らせないままこの世を去った。宋氷さんは姉の彦群さんと同時に不当に連行された。舒蘭市留置場で宋氷さんは危篤に陥った。彼女の両親が舒蘭市政法委員会(610弁公室を直轄する共産党組織)を訪れた時、党書記は、「私に法律の話をするな。私は法律を重んじない」と言ったという。公安局長は、「宋氷を釈放したら、私が左遷されてしまう」と言ったという。
彦群さんは長春商業高等専門学校の国際貿易部を卒業し、ハルビン大徳日本語学校で英語教師を務めていた。2003年11月27日に妹の宋氷さんと共に、自宅で舒蘭市公安局の警官に不当に連行された。舒蘭市公安局長、警官らは、舒蘭市南山留置場で宋さん姉妹に対して、拷問で自白を強要し、トラの椅子に縛ったり、また細長くて鋭い物で外耳道を刺したりし、目にわさびの油を入れたりした。そして、彦群さんは12年の懲役を言い渡された。
吉林省長春女子刑務所で、彦群さんは揺るぎなく法輪大法の修煉を続け、三書を書くことを拒否した。宋さんは長期にわたって吊るし上げられ、体を四方へ引っ張られ、独房にも入れられた。彦群さんは迫害されて、肺結核になった。看守は4人の監視役の受刑者に一日中、宋さんを監視させ、睡眠を与えず、常に罵り、また酷く殴るように命令した。彦群さんは5階の独房に監禁されていた際、ベッドに縛られて、四肢がベッドから20センチ離れるまで引っ張られ、大小便もベッドでするしかなかった。一人の受刑者が彦群さんに布団をかぶせた。
吉林女子刑務所で法輪功修煉者を迫害するに当たって、ベッドに縛る。まず、法輪功修煉者の服をすべて脱がし、四肢をベッドの四隅に縛る。ひもを引っ張ると、法輪功修煉者の体はベッドから離れ、体重はすべて体にかかる。その痛みは忍びがたく、時間が長くなると不具になる。2005年5月、長春女子刑務所では不当に監禁している法輪功修煉者に対して、新たに転向を強要し始めた。宋さんは病院から教育大隊に移され、包囲攻撃されて、暴力を振るわれ、転向を強いられた。宋さんは決して妥協しなかった。すると、警官は彼女を死人ベッドに縛り、四肢を四方へきつく引っ張った。大小便をしても処理してくれる人さえいなかった。
ベッドに縛られて拷問された後、彦群さんは脚の感覚がまったくなくなり、一日中脚が冷たく、血が通らなくなった。右腕は骨が全体的に忍びがたいほど痛み出し、手は震えて字を書けなくなり、頭の反応は鈍くなった。同時にあばら骨、肺部もとても痛くなり、肺結核が速いスピードで悪化した。彦群さんは現在も足首のあたりに傷跡が残っている。
2012年4月12日、彦群さんは母親と面会した際に、その前日(11日)に4人の監視役の受刑者が看守の指図の下で、彦群さんの服をすべて脱がしてから、めった打ちにし、また彦群さんの体、脚と足を力強く踏みにじって全身が傷だらけになった、と告げた。また、一人の受刑者が毎日、彦群さんの口もとを殴っていたと伝えた。
現在、宋彦群さんの体はとても厳しい状況に陥っている。海外、中国国内の正義ある人々からの救援、及び国際人権組織が関心を寄せることを心から願う。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)