【明慧日本2012年4月19日】陝西省咸陽(かんよう)市に在住の趙桂栄さん(60)は2011年7月4日午前、苟(こう)正霞さんと共に法輪功の資料を配っていたときに悪意を持った人に通報され、渭城区戒毒所へ収容された。拘禁された間、2人は、夜遅くまで不当尋問を受け、暴行によって髪をつかまれてビンタを食らわされ、抜かれた髪の毛が大量に床に散らばった。一方、警官は趙さんの家に侵入し、罪の証拠をねつ造するため、家財を没収した。
趙さん達2人は、迫害を加えられたことで高血圧になり、出所による治療を求め、無罪釈放を訴え断食で迫害に抗議した。しかし、施設側は何の対応も取らず、逆に趙さんを後ろ手にして足にも枷をかけ、息が出ないように鼻を押さえ、鉄製の金具で強引に口をこじ開けて狂暴に灌食した。趙さんは、一連の迫害によって半身不随になり重篤に陥ったため、施設側は責任から逃れるため釈放を許した。趙さんは77日の不当拘禁を受けたうえ、趙さんの家族は施設側に金銭を脅し取られた。
2012年1月5日午前、趙さんは突然、家宅侵入してきた警官らによって慌しく強引にパトカーに引きずり込まれた。パソコンなどの電化製品や法輪功の関連物も全て没収された。趙さんは、陝西女子労働教養所へ収容されて以来、数回にわたって断食したが、衰弱した高齢の体で、拷問により足が不自由になり、精神も肉体も大変苦しみ、苦境に陥っている。
陝西女子労働教養所は、第一大隊に郁慧さん、李英娥さんら、第三大隊に苟正霞さんら、第五大隊に李暁麗さんなど、少なくとも10数人の修煉者を拘禁し、迫害している。
郁さん(57)は、2011年5月24日午前、法輪功の真相を人に伝えていたが、西安市涇河工業団地で警察に捕まった。高陵県留置場での29日間の不当拘禁の後、法的手続きも経ずに上記施設へ移送された。
薛さん(59)は、2011年6月16日午前、警察により高凌留置場へ強制連行された。20日後、上記施設へ収容された。これらは、全て610弁公室が手配したものだという。
徐さん(66)は、2012年2月3日午前中、法輪功の資料を配っていたときに警官らに捕えられた。また、不当に家宅捜索を受け、法輪功の関連書籍など大量に家財を没収された。それからわずか13日後、上記施設へ送り込まれ、懲役2年の不当判決を下された。