【明慧日本2012年4月22日】旧勢力の黒い手はどこにいるのでしょうか? 私たちが情に対して執着して放下できないとき、黒い手がやってきて、あなたの周りを囲み、執着するほど集まる黒い手も増えていきます。そうなると、人間の空間では切羽詰まった状態になっています。放棄することを決心すれば、黒い手は仕方なくあなたから離れます。この繰り返しです。
では、黒い手はどのように迫害するのでしょうか? 黒い手に私の心性の漏れ、色欲が強いと分かると、直ちに私のこれまでの輪廻転生の歴史を調べます。黒い手は旧宇宙の低次元の佛、道、神であるため、三界内の輪廻の歴史を熟知しているのです。私、そして私と一緒に学法する女性の同修の、二人のそれぞれの副元神は昔、大きな憎しみ合いがあり、歴史上一人の副元神がもう片方の副元神の妻をさらったことがあり、さらにその後一人がもう一人を殺害して投獄されたことがあるものの、まだその債務が返されていないと分かってしまえば、今ある常人の中でその人を私の妻、恋人として選び、この方法で債務を返すように按配するでしょう。そうなると、黒い手は二人の間の感情への執着を強め、さまざまな方法で二人を誤った方向に導き、正念を持てないように誘います。こうなると、黒い手は私たちをダメにする口実ができるのです。
情に限ったことではありません。私たちが感性から大法を認識したままで、根本的に法を理解できないと、黒い手は私たちが歴史上に行なった間違いを理由に、修煉者が邪に悟るように誘導し、邪悪による迫害に加担するように誘い、それによって修煉者を台無しにするのです。
この因果関係とは、あなたに心性の問題があるから、あなたに歴史上作った業があるから、黒い手がその業を理由にあなたに誘惑と試練をもたらし、それを乗り越えればあなたは合格しますが、乗り越えられないと台無しにされてしまいます。正法の成功、そして未来の宇宙のために、乗り越えられない修煉者を台無しにするのです。なんと聞こえの良い口実でしょう。
因果の理念とは、「成住壊滅空」という宇宙の規則の、低次元における不完全さの現れであり、たとえ旧宇宙の規則から考えても、それは不備なものです。しかし低次元の神々に低次元の宇宙の廃物を淘汰する方法としてずっと使われてきました。
しかし、この理念を大法の修煉者に対して適用すると犯罪行為となり、本質的に旧勢力の嫉妬と私心によるものです。なぜならば、旧勢力はより大きな因果関係、すなわち、大法修煉者が背負っているのは宇宙の使命であり、無数の高次元の生命を救うという因果が見えないからです。そのため、旧勢力らは根本的に宇宙全体の円融から正法を見ることができず、より多くの衆生が救われる立場から問題を判断できないのです。これによって、旧勢力は淘汰される運命となりました。
旧勢力は、「あなたが作った債務を返さなくても良いのか」と言うでしょう。もちろん返します。私たちが法を学ぶ中、煉功するとき、正念を発して衆生を救うこの三つのことの中で、自分の大量の業を消しているのです。わざわざ過去の限られた因果関係に縛られて返す必要はありません。逆に言うと、無数の衆生が旧勢力の限られた因果関係の理念によって取り除かれ、無数の宇宙の天体がそれらによって壊滅に至りました。旧勢力こそがそれを返しつくせないのです。私たちはより広い立場に立って、宇宙の全体を円融するので、旧勢力を徹底的に否定し、師父の按配された道を歩まなければならないのです。
旧勢力のすべてを認めませんが、心性に漏れがあり、正しく歩めないときは黒い手に口実にされます。多くの衆生が私たちによって淘汰されているので、正法の残された時間を使って、一日も無駄にせず、チャンスを挽回し、教訓を汲み取って、法をしっかり学び、必ず確固たる正念をもって限られた因果を超越しなければならないのです。