【明慧日本2012年4月24日】江西省九江(きゅうこう)市労働教養所は、数カ月間にわたって法輪功修煉者・曹達章さんを転向させるため、24時間体制で監視し、残酷な拷問を加え、睡眠時間をはく奪した。また、わずかな食べ物しか与えず、毎日10数時間の強制労働を科した。
曹さんの家族は面会場所で曹さんと面会したが、曹さんは以前の健康だった時とは違い、骨と皮ばかりにやせこけた惨めな姿に変わっており、気力もなく恍惚とした状態で歩くことも困難だった。
口から血が流れ出た曹さんの様子を見て、曹さんの家族は、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受けた。ある労働教養所の警官は、「これまでに数百人もの修煉者を『転向』させてきたが、そのうちの6人は転向を拒否した。しかし、その中の2人は拷問ですでに殺した。もし曹が転向しなければ、死ぬまで迫害を続ける」などと家族を脅迫した。
2011年8月8日、曹さんは不当に連行され、労働教養1年を宣告された。同年12月6日、曹さんの妻は九江市政府へ行き、夫が不当判決を受けたことで上訴を申し出たが、役人は「法輪功の案件なら上訴は無駄だ。上訴を認められても、ただの形式的なものだ」と返答した。
九江市労動教養所は、曹さんに対する迫害の程度を強めている上、強圧的な手段を用いて曹さんの妻が法輪功修煉者だと自白するよう強いた。法輪功修煉者は面会を許されておらず、施設側はそれを口実に曹さんの家族が曹さんと面会することを阻止しようとしているためである。