文/河北省の大法弟子 宇新
【明慧日本2012年5月3日】
二、使命に背かず衆生を救う誓約を実現する
「法を正す師父を手伝う」ことは、先史時代の師父への誓約でした。これからは衆生を救う為に、師父が大法弟子に残した時間となります。無私無我の最高の状態にまで修めなければなりません。それでこそ大覚者の果位を成就します。衆生が法の為にやってきていると師父はおっしゃいました。多数は歴史のなかで素晴らしい人物でした。たくさんの王様と神様が中国人に生まれ変わっています。一人を救えば一つの宇宙と無数の衆生を救うことになります。旧勢力が力を絞り、人を滅ぼそうとしているのに対し、私達は寸刻も無駄にしないように衆生を救い出します。私達の修煉と私達の円満全てが「三つの事」にあります。
数年来私はずっと真相レターを書き、真相資料を配り、会って真相を伝えてきました。それからまた、携帯電話で真相を伝えるプロジェクトにも参加するようになりました。私の心得によると、弟子はただ一心に衆生を救いたいという思いだけで、師父は縁がある衆生を目の前に導いてくださいます。知り合いの同僚夫婦がいて、他の市に引っ越してしまって以来、ずっと会いたいと思っていました。ある日学法に向かう途中で、同僚夫婦の事を思い出しました。もし会う機会がありましたら必ず真相を伝えようと考えていました。翌日、全く同じ場所同じ時間で、ふっと頭を上げて見たら、奇跡的に同僚夫婦とばったり会いました。「親戚を訪問した後に、目的もなくこちらに散歩したいなと思ってきたの」と同僚夫婦が言いました。それは師父の按排だと内心では分かっていました。挨拶が終わった後、単刀直入に真相の話を切り出しました。同僚夫婦は真相を聞いて早速「三退」を快諾してくれました。また、たくさんの救いたい相手が突然現れてきました。話した全員が救われました。私の実家は遠く離れています。田舎の知人達皆が都会に引っ越してしまったので、年に一度のお正月の帰省の時にしか人が集まりません。しかもほとんどの人は、数日間しか泊まらないので、以前から真相を伝えて田舎の人を救おうと思っていましたが、なかなか良い機会が見つかりませんでした。今年は私の養父が亡くなり、実の子供がいない為、田舎の風習により私が葬儀をやらなければなりませんでした。「間に合うように駆けつけてきて」と養母に命じられました。それで私は一泊しなければならなくなりました。それもまた、師父の按排ではないかと内心では分かっていました。私は十数個の大法のお守りと一袋の真相扇子を持って田舎へ出掛けました。葬儀の当日は、娘が亡くなった親のそばにいなくてもいい風習なので、ちょうどその時間帯を利用して真相を伝えました。一日中、同級生達、新旧の村の幹部、恩師達、幼なじみ、昔の近隣、親戚達に、とにかく時間があれば真相を伝えていました。やはり一人だと力が限られましたが、そこでまたチャンスに恵まれました。夜になると、とても蒸し暑くなりました。たくさん演奏を聴きに来る人が集まる場所で、真相が書かれた扇子を取り出して「暑いでしょう。ここは私の故郷なので宝物を地元の皆さんに持ってきたわよ」と話しながら真相扇子を配り始めました。私を知っている人が扇子を見て「安心して配ってください。私達の村は安全だよ」と言ってくれました。皆は奪うように扇子を欲しがっていました。私は扇子を高く挙げて、「扇子に書いてある言葉、『法輪大法は素晴らしい!」「真・善・忍は素晴らしい!』を日頃念じていれば、無事を守ってくださるよ」と大きい声で皆に話しました。「皆さんは共産党の嘘に騙されないようにね。現在、大法は世界中に広く伝えられていて、百以上の国と地域にも及んでいるのよ」と言い加えました。扇子を配り終えたら、一人ずつ真相を伝えて「三退」を勧めました。翌日も真相扇子で凉を取っている人を見かけました。「扇子はまだ残っている?」と聞かれることもありました。現役の村長さんにも真相を伝えましたが、慌しかったので全部を伝えきれず「三退」までに至りませんでしたが、大法弟子の迫害に参与しないと約束してくれました。彼の母親はそばで真相を聞いてその場で「大法は素晴らしい」と念じていました。その上「現役の村の党支部書記の姪にも大法弟子への迫害に参与しないように忠告しておきます」と話してくれました。今回の帰省で、計44人の「三退」に成功しました。
携帯電話で真相を伝え始めてもう二年余り経ちました。ショートメール、真相電話、真相レターを送るのはもう既に私の日常生活の一部となっています。出かけるとすぐ携帯電話を取り出して発信します。特に今は高機能な携帯が発売されて益々便利になりました。衆生が覚醒してきたと痛感しています。ある時は話し終わった後に「また掛けて下さい」と、またある時は電話の向こうで「大法は素晴らしい!」と叫んでいました。真相についてショートメールを送ってきた人もいます。最後まで聞いた人、聞きたい気持ちが伝わってきた人にすぐ「三退」を勧めるメールを送りました。ある北京の人は真相を聞いた後に「ありがとう、あなた達の成功をお祈りする、大法チームは益々逞しくなるように」とのメールを送ってくれました。
携帯電話で真相を伝える方法は衆生を救う効果がとても高いです。ほとんどの人が真相電話を聞いた後、自ら「三退」をしました。私は師父のご加持を強く身近に感じました。周りにも奇跡がたくさん起きていました。例えば長時間使ったバッテリーを取り替えるのを忘れ、携帯が自動的に電源オフになることが多々ありました。(訳者注:電源が入ったままだと、位置情報などを当局に特定される恐れがあるため、電源を切る必要があるためだと思われる)師父が弟子の安全を守ってくださっているのです。また明慧ネットで「法輪功の修煉は合法である」という真相音声があると知って、携帯電話にダウンロードしておきました。視聴の時は途切れる箇所があってはっきり聞き取れないところがありました。その内容は民衆へ向けて普及するのに最適な物でしたので、何とか音声が良くなるように師父のご加持をお願いしました。そして発正念をしながら携帯電話を持って外へ出かけました。奇跡的に数十件の電話を掛けると、とても綺麗な音声が流れました。たまに修煉を怠ると、師父は同修の口を借りて私にご教示くださり、精進するよう励ましくださいます。お正月の時に携帯電話のチャージ残高がゼロになりました。翌月分を入金しておきましたが、それまでは真相電話を暫くお休みにしようと思っていました。大晦日、同修から長距離の真相電話が携帯にかかってきました。そこでお正月休みをしたいと思っていた自分との差を感じて、恥かしく思いました。すぐにプリペイドを購入して、真相電話は一日も休みませんでした。
「ですから、皆さんは正念を発することをくれぐれも重要視してください。自分に能力があると思っているかどうかに関わらず、正念を発するべきです。」「全ての学習者は必ず自分の責任をはっきりと認識しなければなりません。」(『米国フロリダ州法会での説法』)師父はおっしゃいました。発正念は師が法を正すことをお手伝いするために必ずしなければならない大法弟子の責任だと認識しました。私は四つの定時の発正念を徹底していました。夜は地元に対しての発正念、バスに乗る時と市場とスーパーで買い物する時の発正念をいつも忘れませんでした。二年間は週末になると必ず、半日の時間を利用して強制労働収容所または拘置所、洗脳班の付近で発正念しました。また毎週の区域の発正念も続けてきました。
特に毎週の近距離で拘置所、洗脳班を解体する活動は厳寒と酷暑、風霜と雪雨に関わらず一年以上に亘って一度も休むことがありませんでした。その過程において、ただ同修を救出するのではなくて、常に出発点は全体の協和性を大切にしながら邪悪を解体することと、衆生を救うことを念頭に置いていました。自分自身の心性が向上するにつれて他の同修にも良い影響を与えていました。今まで近距離発正念に来ていなかった同修が段々成長して参加するようになりました。皆が一丸となった効果が現れ、確実に邪悪の迫害を抑制する目的に達成しました。私自身はその過程を通して恐れる心を取り除くことができました。ある日、迫害に参与する人を思うと不憫でたまらなく慈悲なる気持ちが生まれて、たくさんの同修の加持の元でもう一人の同修と一緒に610弁公室の事務所に行きました。そこで洗脳班の校長と副主任に、悪い事をやめるようと勧告し、彼らと私は顔なじみで、彼らは訪ねて来た私達を見て驚き、同時に「よくもここまで来られたね」と威喝していました。邪悪を目の前にして私達は発正念をして心は絶対に動じませんでした。最後には、大法弟子が本気で自分達の為に来てくれたと分かるようになり、邪気を取り下げて代わりに笑顔を見せてくれました。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)