【明慧日本2012年5月10日】広東省化州市に在住の李冠平さん(33歳女性)は、法輪功を学んでいるとして、広州天河区留置場で1年9カ月の獄中生活を強いられていた。刑期を終えて出獄する際、法輪功を放棄する保証書への署名を拒否したことで、茂名市洗脳班へ送り込まれ、続けて迫害された。
2012年4月22日朝8時頃、家族が李さんを迎えに来て出獄の手続きを申し立てたが、1時間待たされた後、李さんはすでに610弁公室の警官によって連れ去られたと知らされた。当局は、このようにして弾圧政策のもとで法律に背き、李さんを釈放せず拘禁し続けている。李さんの百歳過ぎの祖母は孫が拘禁されていることにショックを受け、涙ながらに孫の帰りを望んでいる。
かつて李さんは、同じく修煉者の姉が広東三水洗脳班で監禁を強いられていた間、面会の際、施設側から姉の修煉を放棄させるよう説得されたが拒否した。そのため、当局は李さんの勤め先の会社に圧力をかけて李さんを無断で解雇させた。2010年、李さんは生計のために出稼ぎし、修煉者・孔宇潔さんの家に泊まっていた。しかし、同年7月23日、警官は、孔さんの家に強行突入し、不当に家宅捜索を行ったあと、李さんと孔さんを連れ去った。当日、修煉者・陳春林さんも強制連行に遭い、上記2人と共に天河区留置場で一斉に拘禁された。
警官はその3人に禁錮刑を科そうと罪を偽造したが、検察庁は事実状況に基づく調査によって2回もそれを却下した。2010年9月、陳さんは広州少年労働教養所へ移送された。孔さんは断食で迫害に抗議したことで、灌食や残酷な拷問によって迫害を加えられた。孔さんの家族は正義ある弁護士に無罪の弁護を依頼した。2011年1月19日、孔さんは勝訴を得て釈放された。