文/遼寧省朝陽県の大法弟子
【明慧日本2012年5月17日】一部の同修は外に出て、法を実証することを積極的に行っていますが、家庭内や親族の間では思うようにいかず、とても悩んでいます。私はそういう同修と交流をしました。共通の認識は「家族の人たちは皆、大法と縁があるので皆が仲間に入らなければならない。彼らが多くの良いことをして初めて彼らを救うことができる」と家族に要求してしまうことでした。
私たちはこれらの人に対して、大法を伝えたことは正しいのですが、もし情況判断をせず、なんでも常人社会の理より高い法輪大法の理で要求してしまうことはやりすぎで、逆に反感を持たせてしまい、これらの人を外に追い出してしまうことになります。法理に基づいて、家庭環境をしっかり築くことができれば、人を救い済度しやすいと私は思います。
以下に私の体験を述べたいと思います。
私の妻の性格は男性のように強く、1999年7.20、中共(中国共産党)当局の法輪功に対する迫害以降、妻は、私が大法の修煉を続けることにとても反対しました。私が大法のことを説明しても聞いてくれず、いつも怒っていました。「どんな環境の中でも人には親切にしなければならず、まして自分の身内のものの場合はなおさらです」(『転法輪』)ということで、私は家庭の環境も修煉の環境だと認識しました。修煉者の自覚を持って対応し、論争を止めて、黙々と修煉しました。もちろん妻の機嫌を取る訳ではなく、修煉者の善心と慈悲心から妻の考え方を変えようと思いました。たとえば、朝、煉功を終えてから私が朝ごはんを用意し、部屋の片付けをします。洗濯したり、食事の世話をしたりして、相手の態度に構わずいつも笑顔で接します。これらの小さなことを通じて私は他人優先の習慣を身に付けました。すると、すぐに癇癪(かんしゃく)を起こしていた妻は控えめになり、私が煉功するとき注意してくれるようになりました。我が家を訪れる同修に対して冷たかった妻が、親切に対応するようになりました。今の家庭環境はとても和気あいあいで、妻も自分の同僚や親戚に大法の素晴らしさを伝え、私が人に「三退」を勧めるとき、妻も後押ししてくれます。ある日、私がいないとき、妻は自分から進んで師父に線香をあげました。
私は家庭環境の改善を通じて、修煉は身近なところから少しずつ修めることだと悟りました。家庭はもっとも小さな世間の単位であり、修煉の最も基本的な環境でもあります。もし、この環境すらうまく築けないとすれば、周りの人すら救うことができず、どうやって修煉を向上させられるのでしょうか? もし、周りの人々が皆私たちを認めてくれるならば、もちろん法輪大法を認めることでしょう。この意味から言うと、家庭環境をしっかり築くことができれば、人を救い済度しやすくなると思います。
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