【明慧日本2012年5月20日】河北省保定市に在住の法輪功修煉者・王桂英さんは今年2月25日、自宅で警官によって不当に連行された。そして、家を荒らされたり、家財を差し押さえられたりしたうえ、王さんが暴行を受けたと見られる大量の血痕があったという。
王さんが連行された後、家に残された介護の必要な癌患者の母が苦しい生活を強いられており、医療費も警官に盗まれたため、癌の治療に支障をもたらした。現在、すでに3カ月ほど娘と会っていない王さんの母親は、会えない娘の名前をつぶやきながら、無念の思いを抱いたまま「死ぬ前に娘と会えるのか・・・」と話していた。
家族は、3月29、30日、北市区支局へ王さんの状況を尋ねに行ったが、いずれも「担当者は会議している」などと口実を付けられて追い払われた。
4月23日、王さんの弁護士は王さんと面会したが、顔色が白く、顔つきが変形して口元の形が歪み、立つことも困難になっていた。いろいろな質問をしても、王さんが口を開けられず返答することもできない様子を見て、施設の中でどれほどの拷問が行われたのかを目の当たりにし、迫害の残酷さに衝撃を受け、状況を家族に伝えた。
今月2日、家族は、王さんのために再び北市区支局にたどり着いた。当時、王さんを連行した警官は、ごろつきのように家族をからかったり、話を濁したりして家族の要求を無視し、王さんを迫害した責任から逃れようとしている。