【明慧日本2012年6月11日】検察庁と公安局の指示のもと、裁判所は2012年5月23日に法輪功修煉者・張暁梅さんに対して裁判を行った。張さんの弁護士は無罪を主張し、結局、裁判は偽りの証拠に基づいていたため、裁判所は返答に困った挙句に裁判を続けられなくなり、早々に閉廷した。張さんは今回の裁判を受ける前、すでに白銀留置場で3カ月ほど監禁を強いられ、辛い強制労働を強いられていた。
2012年2月23日、張さんは町で「神韻芸術団巡回公演」が収録されたDVDを配布していたという理由で、白銀留置場へ収容された。翌日、張さんは家宅捜索を受けた。張さんのもうすぐ80歳になる母は、警察による家宅捜査と無実の娘が拘禁されていることに驚き、ショックを受けて高血圧と心臓病を発症した。
元教師の張さんは、普段から善良で明るく温厚な人柄だった。思いやりを持ち、他人の事を優先に考え、仕事と家庭のなかで良い役割を果たしていた。しかし2008年、張さんは法輪功の真相を生徒に伝えた際、保護者に密告された。中共(中国共産党)の弾圧政策のもと、圧力をかけられた学校側は、理由もなく張さんの仕事を教師から本屋の一般店員に変えた。その上、張さんは給料の支払いも差し止められ、転職を強いられてからわずか3カ月のうちに仕事を解雇された。
2009年にも、張さんは「神韻芸術団巡回公演」を収録したDVDを配布していたところを警官に目撃され、留置場に拘禁されたことがある。張さんは秘密裏に蘭州龔家湾洗脳班へ送り込まれ、8カ月にわたって監禁された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)