【明慧日本2012年6月12日】黒竜江省ハルビン市香坊区裁判所は2012年5月18日、法輪功修煉者・肖坤さん、肖洋さん、張盛国さん、侯英華さんに対して裁判を行なった。しかし、4人の修煉者の無罪主張を認めず、事前に捏造した罪で不当判決を下すことを企てていた。
2011年12月31日、中共(中国共産党)当局は、法輪功修煉者を一斉に不当逮捕した。逮捕された数十人の中に、上記4人も含まれていた。
開廷当日、正義ある弁護士が法廷で、被害者4人が不当拘禁を受け続けた状況や、家族が彼らのために陳情したが受け付けらなかったことを指摘した。さらに、何ら罪を犯していない彼ら4人の正当性と、彼らが受けた迫害状況を述べ、次のように要点をまとめ、即時釈放を求めた。
1.一斉逮捕に際し、警官らは捜査令状も何の提示もなく、当事者の家に不法侵入し、大量の家財を強奪した。
2.警官らは、正当な理由もなく勝手気ままに民衆を逮捕した。
3.警官らは、居委会(居民委員会、共産党の最下部組織)などの証人の立会いもなく、証拠を捏造した書類に捺印するよう被害者を脅迫した。そこで、肖坤さんと肖洋さんは捺印を拒否したため、乱暴され、暴力のもとで詳細不明な書類に捺印を強要された。
4.張盛国さんは「警官に繰り返し9回も尋問された」と証言した。そのたびに、警官は事前に用意した白紙に署名をさせ、張さんを陥れるために不利な内容を書き込んだ。張さんが署名をしない場合は、暴力で押し付けた。それは、法輪功を学び、罪を犯していない民衆に不当判決を企てるための迫害手段である。
5.肖坤さんと肖洋さんは、検察庁の公訴人により「審問した回数を合計した平均数の最低値で彼ら2人の罪を確定した」と訴えられた。このような訴状はまさに人権を蹂躙し、法律を踏みつけている。
中国では、周知のとおり、国民も裁判所も中共の支配下にあり、これが中国の裁判所の実像である。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)