文／中国の大法弟子

　【明慧日本2012年6月14日】電話で三退を勧める過程では、さまざまな人々に遭います。私はある人に電話をして、「こんにちは、あなたは三退をして平安になる話をお聞きになったことがありますか」と聞くと、彼は「ありません」と返事しました。「それなら、今中国で起こっている大事なことをあなたにお知らせします。今、高い階層の人や一般市民も、平安になるためにみんな党、団、隊を脱退しています」と話すと、彼は「どうしてそんなことを私に言うのですか」と聞くので、「あなたの為です。天が中共を滅ぼすとき、あなたが巨大な災難の中でも平安になれるように祈ります」と言いました。しかし、彼は意地悪く「どうしてあなたが私にこんなにやさしくしてくれるのでしょうねえ」と言いました。私は真剣に「一つ例をあげましょう。もし、あなたが今、車を運転しているとして、橋が壊れているのに知らないで橋を渡ると事故が起こって死んでしまいますよね。そんな時、あなたにそれを教えたほうがいいのか、教えないほうがいいのでしょうか」と言うと、彼はすぐに「もちろん教えてくれたほうがいいですよ」と返事しました。

　私は「今あなたはこのような橋に向かって歩いているのです。ただ党、団、隊を脱退して、法輪大法がいいと思うだけで、天が中共を滅ぼす災難のときに平安になれるのです」と話しました。そうすると、彼の態度が穏やかに変わって、「いくつか質問をしてもいいですか」というので、「いいですよ。何でも聞いてください」と返事しました。彼は「どうして師父は外国に行ったのですか。焼身自殺はどういうことなのですか。なぜ共産党に反対しなければならないのですか。どうして三退すれば平安になれるのですかと、基本的な質問をしましたので、私は全部返事をしました。　

　彼は聞いたあと、突然悟ったように「なるほど。あなたがおっしゃったことは全て本当のことだと思いました。先ほどは失礼なことを言って、申し訳ありませんでした。大変ありがとうございました。私を脱退させてください。私は党員です。本当の名前を使ってください。そうだ！　私の両親も党員で、妻は団員ですが、彼らも脱退させて貰えないでしょうか」と言いました。私は「いいですよ。ご両親も健康で長生きできるように、奥さんもますます綺麗になられるようにお祈りします。でも、必ず彼らにおっしゃってくださいね。彼らが自分で同意しなければなりませんから」と話しました。彼は「はい、絶対に言いますので」と返事しました。その後、何度も感謝の言葉を言いました。一本の電話により、一つの家庭に希望がうまれました。私たちが純粋な心で真面目に行えば、師父が私たちを助けてくださると深く体験しました。この全ては全部師父がしてくださるのです。

　ある日、電話に出たのはお爺さんでした。私が少し話すと彼は「そんなことはもう言わないでくれ。すいぶん前に聞いた事があったが、信じないよ」と言いました。これを聞いた私は穏やかに「お爺さん、いいことも悪いことも、やった事は自分に返ってくる事を信じますか」と言うと、彼は「それは、信じるよ」と言いました。「それでは、悪人が悪事をすれば応報があるということを、誰が記録しているのですか。神様ではないですか？　悪人はどのように応報を受けるのでしょう。共産党は長年やったたくさんの悪事、三反、五反、文化大革命、大躍進、六四など、そして今また、善良な法輪功修煉者を迫害しています。私たち中国の同胞が8千万人も死んでしまいましたよ。神様は許してくださるのですか？　あなたは党、団、隊に入って、共産党のメンバーになったことはないのでしょうか？　それなら、あなたも応報に遭うのではないでしょうか？　私はあなたに偽名をつけてあげましょう。心からこの邪悪な組織から脱退すれば、あなたと共産党とはもう関係ありません。天が中共を滅ぼすときに、あなたは平安になれるのです」と話しました。

　私の言うことを理解したお爺さんは「それじゃ、脱退しようか。赤いスカーフを付けたことがあるだけだが」と言いました。私は「それでは『永康』という偽名を使いましょう。あなたが永遠に健康で平安であるようにお祈りします。それに、もう一つ教えます。どんな天災が来ても、心の中で『法輪大法はすばらしい、真善忍はすばらしい』と暗誦してください。そうすれば、平安になれます」と私がまだ話し終わらないのに、お爺さんは急いで「ちょっと待って、書くから」と言い、書き終わってから、口の中で何度も繰り返して暗誦し、何度も「間違っていないかな？」と聞きました。お爺さんのこんなに大きな変化を見て、また一つの命が救われたと思いました。本当に師父の広大な慈悲を感じました。本当に佛恩浩蕩（仏の恩は広くて大きい）そのものでした。

　目覚めていく世の人々を見て、今の中国大陸では、私たちの救いを待っているこのような人々がどれほどいるでしょうか。私たちはどうすれば限られた時間にこれらの貴重な命を救うことができるでしょうか。尊師は「天体の変化、人類の発展はすべて偶然ではなく、人類社会の動向は歴史の按排で、天象の働きに従って現れたものです」（『精進要旨』「目覚めよ」）とおっしゃいました。今、携帯電話がこれほど普及しているのは偶然ではなく、地方など遠い場所の人々を救うためには、良い方法だと私は思いました。

　私は携帯で三退を勧めてわずか2年ですが、この方式で世の人々を救い済度することは本当にすばらしいことを体験しました。「私は話せない」と言う同修がいますが、話せるか話せないかではなく、私たちの心が一番重要なのです。正しい心さえあれば、私たちの話にはエネルギーがあるので、世の人々が真相を知ることを妨害する全ての邪悪を取り除くことができ、世の人々が救われるのです。

　師父が私たちにくださったほんの一瞬の機縁を大事にして、もっと多くの人々を救いたいです。私は必ず自分を良く修めると同時に、一所懸命に努力して、師父が私たちに与えられた携帯という法器を利用して、もっと多くの人々を救い済度し、師父のご苦労を少しでも減らすよう頑張りたいと思います。

　次元が限られているため、不適切なところがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。最後に、慈悲で偉大な尊師に感謝します。

　（完）

　（明慧ネット第7回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会）