【明慧日本2012年6月14日】遼寧省瀋陽市に在住の法輪功修煉者・劉志さんは2011年7月12日、自宅で警官に連行された。そして、遼寧省女子刑務所での深刻な迫害により、全身のけいれんや両手の障害で自立生活ができないほど危篤に陥った。劉さんの家族は一時出所による治療を申し立てたが、施設は当人が転向を拒否したことを理由に申請を却下した。
2012年5月17日、家族は面会場所で、拷問によって指2本しか動けず、手が利かなくなり、全身のけいれんで頭も上げられず、目を閉じて痛みのあまり涙ながらに悲痛な声をあげている劉さんの様子を目にした。どれほどの拷問に耐えてきたのかを目の当たりにし、迫害のひどさにショックを受け、その様子と劉さんが述べた迫害状況を施設の隊長に訴えた。しかし、隊長は「転向しないと出所による治療は無理だ。劉は転向に反抗して騒いでいるのだ」と話を濁した。
2011年の夏から、監禁エリアの隊長は、監守や受刑者に指示し、各種の迫害手口を用いて劉さんを拷問させた。同年の秋になると、劉さんはすでに自力で歩けなくなるほど深刻な障害に至った。
現在、劉さんは座ることもできず、ベッドから起き上がれず、人の手助けがないと歩けず、大小便失禁、排泄障害、触感障害など拷問による各種の障害で苦しんでいる。そのため、家族は劉さんが重病を患い、命が危険に晒されているのではないかと大変心配しており、一日も早く戻ってくることを願っている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)