【明慧日本2012年6月20日】法輪功修煉者・張普賀さんは、黒竜江省ジャムス刑務所に9年間拘禁された。現在、張さんは同刑務所でさまざまな拷問を受け、様々な苦しみを受け尽くした末、危篤状態に陥っている。
以前、明慧ネットは張さんに関する報道を数多く行った。張さんはかつて、法輪功を学んでいるという理由で、2年の労働教養を下され、労働教養所に拘禁されたことがあり、その後、不当に懲役10年の実刑判決を宣告され、ジャムス刑務所に収容された。
また、張さんの妻は様々な圧力の下で、張さんと離婚せざるを得なかった。さらに、張さんが拘禁されたことでショックを受け母は、2006年に死亡し、父も2009年、脳血栓になってしまった。
1999年、張さんは法輪功への迫害停止を求めて北京へ陳情に行ったため拘束され、中共(中国共産党)当局に2年の労働教養を下された。労働教養所で張さんは、肉体的にも精神的にも迫害を受け、左耳に障害を負った。
2002年12月25日、ジャムス前進公安分局の警官は張さんの家に不法侵入し、張さんの身柄を拘束した。その後、裁判所は張さんに10年の実刑判決を言い渡し、張さんをジャムス刑務所に拘禁した。
刑務所で張さんは各種の残酷な拷問を受け、常に警官や受刑者から殴打を受けた。そのため、張さんは健康状態が悪くなり、歩くことさえ困難な状態になったが、警官から重労働を科された。
近年、張さんはますます健康状態が悪化し、両足はひどく腫れ、あざのような色に変色し、腕、手もうまく動かなくなった。張さんは自分でご飯を食べることもできず、自立生活の能力を喪失した。介護が必要になった張さんは、介護人に迷惑をかけないよう食事を控え、時々、饅頭(中国式蒸しパン)に塩をかけて食べた。また、張さんはベッドの上に体を丸めて横になり、苦痛を耐えながら、日々を過ごしていた。
2012年5月8日、張さんの弟は、危篤状態の兄が期間満了まで持たないと考え、弁護士を通じて兄の釈放を求めた。その後、刑務所側は張さんの「一時出所」に同意したため、張さんの弟は「一時出所」の手続きをしたが、刑務所側はいまだに張さんを刑務所に拘禁し続けている。
張さんの家族は、張さんのことをとても心配しているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)