【明慧日本2012年6月26日】武漢市の大学水利電力学校の職員・閔(びん)長春さん(37)はかつて、中共の法輪功への弾圧政策で4年間の獄中生活を強いられた。さらに最近、政法委員会(情報、治安、司法、検察、公安をつかさどる中央政府機関)及び610弁公室のの指示のもとで再び5年の禁固刑という不当判決を言い渡された。この13年、閔さんに対する労働教養や連行、監禁生活などが絶え間なく続いている。
2000年、閔さんは、一度だけ武漢市公安局による不当連行から回避した。そのため、迫害重点対象として指名手配された。
2002年7月16日、町で見張っていた私服警官8人に囲まれて地面に押し付けられ、集団暴行を加えられたあと、頭から布を被せられて連行された。尋問中、連日眠ることを許されず、新聞紙に包まれた鉄のパイプでの殴打、熱湯で頭からかけられるなどの拷問を受けた。さらに、武漢市第二留置場や漢陽陶家嶺留置場などでの不当拘禁を経て2カ月後、懲役4年の不当判決を宣告された。湖北省琴断口刑務所で閔さんは、監守の指示を受けた受刑者による集団暴行を受け、重傷を負った。
2005年3月4日、刑務所内での連日の暴行により数十時間も昏迷状態が続くという瀕死の状態に陥った。現在もなお当時の暴行や拷問による傷跡が全身に残っている。
2007年8月22日、閔さんは、乗っていたバイクと自動車が接触する交通事故に遭った。この事故は、閔さんを逮捕するために武漢市公安局が画策したものとみられている。その後、武漢市江岸区をはじめ、何湾労働教養所などで何の法的手続も受けず、そのまま1年6カ月の監禁生活を強いられた。
2011年9月27日、閔さんは、中央政府の中で法輪功弾圧政策をけん引する1人・周永康が指揮したとみられる、全国規模の修煉者逮捕の被害に巻き込まれた。
2012年5月、政法委員会と610弁公室の指示のもと、再び懲役5年の不当判決を下された。閔さんは沙洋範家台刑務所で監禁されることとなる。