【明慧日本2012年6月29日】天津市に住む法輪功修煉者・滑連友さんと妻の田宗麗さんは今年4月24日、市公安局の指示を受けた北辰佳栄道派出所による家宅捜索と強制連行に遭った。6月20日、面会した滑さんの弁護士は、5月23日から連日断食で体が極度に衰弱し、灌食用のチューブが鼻の中に差し込まれた滑さんの様子を目にしたという。
また、弁護士は当時、面会で滑さんが述べたことを公開した。滑さんは、「法輪功が邪教であるという規定はなく、邪教組織を利用して法律を犯すという罪を私に着せようとすることは間違った考え方で、刑法に対する間違った理解の仕方です。法輪功は良い人を目指すよう人々に教えていますが、中共当局こそ人を悪くする正真正銘の邪教にあたります。中共当局はまさに邪教組織を利用したことで法律を犯しており、法律を無視して良い人に害を与えています」と指摘した。
滑さん夫婦は、2001年2月頃に中共当局の画策下で連行され、夫に懲役5年、妻に4年の不当判決を宣告された。2006年、滑さんは出所したが、残酷な迫害により狂ったかのように大声で叫んだり、汚水を美味しそうに飲んだりするようになり、心神喪失状態に陥った。こうして約6カ月間も同じ状態が続いたが、施設での迫害手段であった精神を破壊する毒物を投与されたことが原因と思われる。
滑さんは1997年に法輪功を学び始めた。わずか3日後に、長年の腰椎椎間板ヘルニアが驚くほど全快した。それ以来ずっと法輪功の「真・善・忍」の教えに従って、より良い人を目指していた。その間、自動車による衝突事故で骨折したにも関わらず、事故を起こした人を許しただけでなく、弁償も請求せず法輪功の素晴らしさを伝え、法輪功の書籍を渡した。それ以降、事故で起きた骨折も気にせずに煉功し続け、1カ月のうちに回復した。
新聞社の元新聞配達員である滑さん夫婦は、2001年に模範社員として賞状を受け、会社に高い評価とされた。しかし、2月22日、夫婦2人は、河西区の派出所に捕まった。それ以来、職場の上司は違法行為は一切なく、仕事に責任ある滑さん夫婦の人柄を褒めたうえで、何度も滑さんの釈放を求めた。
現在、妻の田さんは北辰区留置場で監禁を強要されている。