タクシー運転手が強盗に遭遇して「三退」を説得した物語

文/福建省の大法弟子

 【明慧日本2012年7月3日】ある日、若者4人が私のタクシーに乗り、彼らの要求に応じて誰も通らない静かなところに着きました。すると、「金がないから払わなくてもいいか」と聞かれました。この4人は不良青年のようで、もしかしたら私にまた何か試練がやってきたのかと思い、「大丈夫ですよ。困る時は誰にでもあります」と私は答えました。続けて、彼らは私から携帯を借り、さらにお金も借りたいと言いながら、私のポケットに手を入れて財布を探し始めました。昔、まだ法輪功を修煉していなかった時に、私も同じようないたずらをやったことがあるので、もしかしたら今日はその応報なのかと私は思いました。しかし、今の若者は強盗までやり、MDMA(合成麻薬)を飲み、酒に酔っ払い、ナンパをしているので、彼らにある方法で教育しようと思って、真相を伝え、「三退」を勧めました。

 私は師父に正念の加持をお願いしてから、「友よ、待ってください。ポケットにお金が少しありますが、ちょっと一つ聞いていいですか」と私は若者4人に聞きました。「何だ?」と彼らは返事をしました。「天が中共を滅ぼし、『三退』して平安になるということを聞いたことがありますか」と私は脱党について簡単に説明しました。「それは何だ?」と彼らはびっくりして質問しました。私は共産党の歴史と実際に犯した罪悪に始まり、労働者の失業、農民が土地を失うことなどを語り、「中共は山賊出身で、本当の強盗ですよ。貴方たちは共産党に害されてこんな境地に陥ったではありませんか」と言った。中の1人は私の話に同意したようで、「俺たちはあんまり学校に行ったことがない。学校で先生に見下され、家で親に叱られ、社会に出ても出世できない」と言いました。脱党のチャンスを逃がしてはならないと思って、「三退」を本格に勧め始めました。そして三退をした人は幸運が訪れると、私は伝えました。彼らは皆赤いスカーフ(訳者注:中国少年先鋒隊に加入していることを示す)をつけたことがあり、私の説得で脱退に同意しました。その時、中の1人は「ごめんなさい。さっきのはいたずらで、お金を支払うよ」と言いました。「お金はいいです。友達になれれば」と私は答えました。私はほっとしました。確かに全ては師父が守ってくださっており、我々弟子の正念が強いなら、何でも解決されます。その後、泥棒や売春婦、乞食者や、ごみ拾いをする人なども、タクシーに乗車してきたことがあり、中共関連組織に加入していた人は皆脱退させました。

 衆生を救うことは相手を選択することができず、すべての衆生を救うべきです。この面で、私は師父の洪大なる慈悲を実感しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/6/25/259311.html)