【明慧日本2012年7月4日】山東省武城県公安局の国保(国家安全保衛)大隊のリーダーは各郷、鎮の派出所の警官と結托して、今年5月下旬以来、地元の法輪功修煉者、数人の身柄を不当に拘束した。
5月25日朝6時ごろ、魯権屯鎮派出所の警官は不法にエン荘村に住む季蘭風さんの自宅に侵入し、家宅捜索を行なって季さんの身柄を拘束した。同日の午後6時、季さんの夫・房徳増さんは、妻の釈放を求めて派出所へ行ったが、警官に拘留された。現在、2人は別々に県の拘留所と留置場に拘禁されている。
自営業を営んでいる季さん夫婦は法輪功を学んでいるとして、当局から各種の迫害を受け、経済面の損失も非常に多かった。2008年、季さんは1年6カ月の労働教養処分を下され、山東省第1女子労働教養所に収容された。季さんは、労働教養所でさまざまな迫害を受けたため、悪性リンパ腫になり、腫瘍が拡散したため、早期釈放された。帰宅した季さんは法輪功へ信奉を堅持し、煉功動作を毎日行い、奇跡的に健康を回復できたという。
同日の25日、馬良荘に在住の法輪功修煉者・馬さんも、警官に自宅に不法侵入され、家宅捜索が行われた。馬さんは不在だったため、連行を免れた。
5月28日午後、警官は甲馬営郷に在住の法輪功修煉者・董風紅さんと柏子秀さん夫婦の家に不法に押し入った。警官は董さんの自宅に法輪功の真相の資料があるという理由で、董さん夫婦の身柄を拘束し、県留置場に拘禁した。董さん夫婦はかつて、警官に拘禁されたことがあり、数万元をゆすり取られたこともあった。夫婦は中共(中国共産)当局を恐れ、一度は法輪功を学ぶことをやめた。その後、夫婦は交通事故に会い、1人が足が不自由で両杖を使って歩き、1人はほとんど植物人間になっていた。その後、夫婦は法輪功を思い出し、法輪功の修煉を改めて始めた。夫婦は体を回復したばかりだったが、今回、再び連行された。
同日の28日、老城鎮六合村の法輪功修煉者・王海燕さんは自宅で警官に連行された。情報によると、警官は王さんを14日間拘禁するとしており、罰金も科すという。
5月29日、カク王庄鎮に在住の法輪功修煉者・劉秀鳳さん、県城に在住の孫愛喜さん、孫さんの近隣に住む1人の法輪功修煉者、計3人が警官によって不当に身柄を拘束された。
5月30日夜、河北省故城県の法輪功修煉者・劉玉萍さん、孫秀貞さん、紀桂英さんの3人は、山東省武城県魯権屯鎮で法輪功のチラシを貼っていた際、武城県の警官に身柄を拘束され、武城県留置場に拘禁された。翌日、公安局国保(国家安全保衛)大隊のリーダーは3人の河北省故城県の自宅に行き、家宅捜索を行なったという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)