【明慧日本2012年7月9日】錦州市黒山県に在住の法輪功修煉者・高鴻英さん(女性)は、2011年7月1日、黒山公安支局により不当に逮捕された。逮捕当日、高さんは1日中、繰り返し靴底で頭の側面を殴打され、さらに肩や足、頭を蹴られた。
錦州留置場に入所させられる前、身体検査のため、高さんは病院へ連れていかれたが、警察は、前日の暴行により頭が腫れ、左目の周辺がうっ血し、骨髄に激痛が走るなど、すでに負傷していた高さんの様子を気にかけることもなく、さらに暴力を加えて膝に怪我を負わせた。その上、怪我の理由を言わず、医者に怪我を負った箇所を検査させなかった。
錦州留置場への入所の際、高さんが警察に暴行されたことを訴えると、留置場の所長は驚いて、病院での詳細な検査がなければ、高さんの入所を認めないと拒否した。しかし警察は諦めず、高さんに再検査を受けさせ、医者に偽の診断書を作らせた後、高さんの入所を強行した。
その後、高さんは監禁を強いられながら、以前受けた暴行による後遺症に苦しめられた。頭痛は深刻化し、意識不明になったことも数回あった。しかし黒山公安支局は、危篤状態の高さんの安否を気にせず、黒いビニール袋で高さんの頭を覆い、高さんを馬三家労働教養所へ搬送した。
上記の錦州留置場と馬三家労働教養所はいずれも、黒山公安支局が高さんに傷害を負わせたことを証明し、責任から回避するため、入所の際に高さんの傷跡の証拠写真を撮ったという。
現在、高さんは高血圧や心臓病、腰痛を発症し、頭部以外に全身が麻痺し、下半身の腫れと脹らみがひどくなり、自力で生活できなくなったものの、依然として拘禁され続けている。
また、黒山公安支局は高さんから約18,500元の現金を不法に没収した。高さんの家族は、数回にわたって同局を訪ね、金銭の返却を申し立てたが、未だに返却されていない。