【明慧日本2012年7月9日】成年女性が、新しい生命を宿すことはなんと幸せなことでしょう。赤ちゃんの誕生は、家族にとっても喜ばしい祝い事です。しかし多くの中国人女性は、出産する前に強制的に中絶させられています。甚だしい場合、赤ちゃんがもう生まれているのに、すぐ無残にも殺されるのです。中共(中国共産党)統治下の社会で、妊婦が強制的に中絶される事件は、インターネットで盛んに暴露されています。
陝西省の妊娠7カ月の女性は、4万元の計画生育費を支払えなかったという理由で、強制的に中絶させられました。絶望した母親の隣に横たわる胎児の死体の写真は、人々を悲しませました。
山東省では、妊娠9カ月の女性が強制的に分娩誘発を強制されました。分娩室の外で赤ちゃんの泣き声を聞いた父親は「早く赤ちゃんの衣服を持ってきて」と家族に電話した後、分娩室に入ると、赤ちゃんは既にバケツの水に浸されて死亡していました。悲しみに耐えられなかった父親は、バケツの水に浸された赤ちゃんの写真をインターネットに投稿しました・・・。このような強制的な分娩誘発は、たとえ現在の中国の法律においても、故意殺人に当たるのです!
この事件はインターネット上で急速に広がり、非難と怒りの声がわきあがりました。「非人間的で人間性への冒涜だ」と、良心ある国民は次から次へと、この恥知らずな政党を非難しました。実は、中共によるこのような残酷な手段、ひいては更に残酷なやり方で妊娠中の女性を中絶させ、胎児を殺すことは、この十数年来、多くの法輪功修煉者が迫害されて死に至ったことと同様に、大量に発生しています。
妊娠した妻が拷問され強制堕胎させられる様子を、夫は強制的に見せられた
黒竜江省万家労動教養所で、妊娠中の法輪功修煉者に「真善忍」の信条を放棄させるため、刑務所の警官らは妊婦の両手を長い縄で縛り、縄を梁(はり)の上の滑車にかけ、吊るし上げる拷問を行いました。梁の高さは地面から3メートルの高さで、警官らは縄を引っ張り、突然縄を放して突き落としました。このような残酷な拷問が繰り返し行われ、最終的にこの妊婦は流産させられました。更に痛ましいことに、彼女の夫は、その様子をすぐ側で見ることを強制されました。
医師が赤ちゃんの首を絞め殺した
2003年、妊娠7カ月の法輪功修煉者・郭文燕さんは、夫と街を歩いていたとき、警官に不当に拘束され、派出所に連行されました。その後、郭さんは強制的に病院に移送され、中絶手術を強いられました。生まれてきた赤ちゃんは生きており、泣いていたそうです。郭さんの姑が「家に抱いて帰って、私たちが育てます」と言うと、話を聞いていた医者は、その場で赤ちゃんの首を手で絞めました。しばらくすると赤ちゃんは死にました!
古来、医師は病気を治して人を救うことを己の務めとし、中国の歴史上、医師が献身的な治療を行った例は枚挙にいとまがなく、名利と金銭を求ない高徳の医師が数多くいました。しかし今日、中共統治下の医師は、殺人に手を染める悪漢へと成り果てました!
(続く)