文/中国広東省 浄蓮口述、同修整理
【明慧2012年7月23日】
労働教養所を脱出する
馬三家強制労働教養所に、法を破壊するたくさんの法を乱す鬼が集まっていました。私は同修達に言いなりになってはならないと呼び掛けていたので、警官らは大変怒りを覚えていました。私は特別監視対象になり、第二大隊に移送されました。第二大隊というのは、いわゆる“法輪功修煉者専門管理隊”のことで、いろいろな人が監禁されていて、乱悟者(法への悟りが乱れている人)もいました。私はそれらを全然気にせず、強制労働にも服しませんでした。かえって同修達を誘って一緒に法の勉強をしていました。広東省の潮州から来た同修は大変有能で、労働しながら法を暗記し、また意志の固い大法弟子はずっと座禅をしていました。警察はそれを見て座禅ができないように同修達をコンクリートの地面に座らせたまま、お尻が血だらけになるまで引きずっていました。ある大法弟子は私も引きずられたのをと知っていたので、私は「人と人は違うから、私が引きずられた事を皆に話さないように」とこっそりと彼女に念を押しました。
また、強制労働教養所で体が全く動けなくなり、辛そうにうつ伏せになっている人を見かけました。それを見て「どうしてあんな姿になってしまっただろう? もし私が動けなくなったら・・・・・・」と脳裏でこの良くない一念が過ぎりました。ある日、私も突然、原因不明で本当に動けなくなりました。下半身は無感覚で体中は痛くて尿意がなくなり、危篤の状態に陥りました。夜中になって、警察は点滴を受けさせる為に無理やり私を連れて出しました。内心で「師父、点滴は要りませんよ。他空間で外していただけませんか?」とお願いしたところ、師父は本当に外してくださいました。そうすると点滴がもう体に入らなくなりました。私は法を暗唱しながら、うとうとと辛そうにしている女性警察を見ていました。私は思いました、「修煉者なのに、どうしてここで看病されるような有様なの?」
思えば思う程悲しかったです。師父に立ち上がって歩きたいと話しましたところ、11の数字が見えました。しかしそれは本当に歩かせてくださる師父の真意かと自信がありませんでした。そうしてまた師父に「本当に歩かせていただけるなら、私の頭を押さえるように合図をしてくださいませんか」をお尋ねしてみると、師父は本当に私の頭を押さてくださいました。また本当の師父かどうか心配でしたので、再び師父に「李洪志師父ですか? もし別人なら私の頭を押さえないでください」と慎重に話した後、師父はまた私の頭を押さえてくださいました。そうして私は起き上がって警官の目の前で立ちました。女性警官は驚いた表情を見せながら「どうして立てたの」と不思議そうに言っていました。「師父が私を立たせてくださったのです。ほら、あちらにある11が見えるでしょう。それは私を歩かせてくださるという意味です」と説明したら、女性警官は「今からどうしようか?」と聞いてきたので「戻って寝よう」と言い残して戻りました。
たくさんの同修も含めて、多くの人が私は仮病だと思っていました。かえって警察は「嘘ではないよ。針で足を刺しても感覚がなさそうだった」とフォローしてくれました。一晩中眠れなかったので、翌朝とても早起きし、起床の合図が鳴る前にもう外に立っていました。空からたくさんの法輪と龍が見えてとても美しかったです。皆にも見てもらおうと起こしに戻り、中の一部の大法弟子にも見えました。見ようと集まってきた女性警官には見えませんでした。
強制労働教養で一年が経ったところ、宣告されていた二年は居たくないと思いました。師父に「外に出たいです」とお願いしてみたところ、師父は出られるよと示してくださいました。「一番利口ではない(信仰を放棄しない、悪人に協力しない)」と思われている私が出所することは、誰にも考えられませんでした。ところた、繰り上げ釈放名簿リストに私の名前が入っていました。私は一年間繰り上げて出所することができました。
成道
強制労働教養所に天目の開いている同修がいました。彼女は私のベッドがきらきら光っていてとてもきれいで、他のベッドには蛇やよくない者がたくさんいるのが見えました。彼女は私のベッドで寝たがっていたので、彼女を寝かせている間、私は傍らで座禅していました。師父は私を他空間に連れていって仙楽やお花がいっぱいの素晴らしい光景を見せてくださいました。そこにいる自分が道士に見えても天国の大変美しい風景が目に入っても全く気にしていられませんでした。ひたすら師父の表情を確認していました。師父は私に笑う事がなく、涙を流しました。私も泣き出したちょうどその時、無表情の師父は「××大法弟子、あなたは既にたくさんの卍字符を修め得られましたので、数えてみてご覧。もう満足でしょう?」とおっしゃいました。私は恐縮して数えるところではありませんでした。「良かったですね。大変苦労しましたね。多くの衆生があなたの事で感動しています。もう修煉をやめるでしょう?」と師父は続けておっしゃいました。「師父、ずっと前からこの人間の体の手と足が気に入りません。私は続けて無形まで修めていきたいです」と焦って言いました。師父は「分かった」と言って、また私を下へ下ろしました。そうすると私はまた強制労働教養所に戻りました。
私はとにかく人々に笑顔でした。警察まで私と話すのが好きで、出所したにもかかわらず、警察から身分証明書を取り戻すことができました。終始笑顔でした。彼らは「あなたは鉄道関係者だと皆が知っているよ。どこにいっても身分証なしで用事を済ませられるから」と冗談で言っていました。
最初から修め直す
それ以来、座禅の時は体が強張っていて、片足の結跏趺坐をする時でも高く上がっていました。両足の結跏趺坐しようと。無理やりもう一本の足を上げていたら骨折しました。それでも座禅を続けました。激痛が走り、とても耐えられませんでしたが、その時、私の背後で代わりに持ちこたえていらっしゃる師父の姿が見えました。実質上、ほとんどの苦難を耐えていらっしゃるのは師父でした。師父が座禅されている時は、大粒の汗を流しながら平然として微笑んでおられました。それを見た私は、耐え続けることにして三時間結跏趺坐をしたところ、他空間の自分の足は火で焼かれていたようで炭みたいでした。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)