文/河南省平頂山の大法弟子 安平
【明慧日本2012年7月25日】私は民間企業で帳簿を記録する財務の仕事をしています。道徳が極めて早く滑落する中、わが社も例外ではなく、倉庫商品が紛失し続けています。なぜなら、商売の利便性のために、事務所責任者や部門管理者など多くの人が、交替で倉庫の鍵を保管する必要があるからです。しかし、毎晩の当番でさえ二人の管理者、事務室の人と経理の人の計四人もいて、棚卸しが月に一回あるので、紛失商品を誰が持って帰ったのかを確認できません。もし鍵を特定の人が保管するなら、商売上で不便になり、もしこのまま鍵を交替で保管していれば、商品がなくなり続けるので、社長も頭が痛くなりました。熟考の結果、社長は倉庫の鍵を、退勤時間以降は財務部の人に保管してもらうと決断しました。商売に関係する財務の仕事は、領収書を書くこととレジの仕事だけで、本来鍵を保管してもらうべきではありませんが、財務部には、「真・善・忍」に従い法輪功を修煉している人が二人いるから、鍵を持っても物を盗まないと社長は分かっていたので、この決断に至りました。ふだん、社長もいつも「あなたたちは最も信頼できる人です」と言っています。
会計の仕事は帳簿の処理だけをして、お金を管理するのは出納の仕事です。わが社で出納をやっているのは社長の息子の妻であり、大切な事務が非常に多いです。彼女は私が法輪大法を修煉していると知っています。私もよく彼女に大法がどのように私たちをよい人へ導いているかの経験を教えます。ですから、彼女は引き出しと金庫の予備の鍵を私に保管させて、彼女がいないときに出納業務を代わりにしています。長年続けてきましたが、間違いは一度もありませんでした。
大法を修煉する前、私も利益のために手段を選びませんでした。しかし、他人と比べれば自分は悪くないと思い込んでしまいました。そして、『転法輪』を読み始めて、「心性の向上に関する突出した例はきわめて多くあります。例えば、山東省某市のメリヤス工場で働くある学習者は、法輪大法を学んでから、同僚たちにもそれを教えました。それによって、この工場の人々の心掛けが大きく変わりました。以前、従業員たちが工場からタオルの端切れを家に持ち帰ることがしばしばあり、みんなやっていました。しかし功を学んでから、彼はタオルの端切れを家に持ち帰ることをやめただけでなく、それまで家に持ち帰った分も工場に返しました。」という法を読み、急に私の思想は浄化されました。すぐに修煉前にやった悪いことが頭に浮かんできました。当時、会社は資金不足で、融資をしてもらうために高い金利を払い、会社員の親戚や友達から金を借りていました。私も金を会社に貸して、利息を六千元もらいました。「会社は資金をとても必要としており、私はこんな時期にこんな利己的なことをやるなんて」と考えた途端に、利息を会社の口座へ振り込んでいました。それから、私が会社の財産や金銭をむさぼろうとしたことは一度もありませんでした。私は大法の恩恵を受けて、人間として何をすべきかが分かり、はじめてリラックスできるようになりました。
大法を修煉しはじめて、私の思想は昇華でき、利益に対しても他人と争わなくなりました。まるで、『転法輪』の中に書かれているように、「わたしはこうもお話ししました。われわれ一人一人がみんな内に向かって修め、一人一人がみんな自分の心性から探すようにし、うまくいかなかった場合は、自分に原因を探し、次回はうまくいくように努力し、何をしても人のことをまず考えるようにします。こうすれば、人類社会が良くなり、道徳も回復し、精神文明も良くなり、治安状況も良くなるはずで、もしかすると警察も要らなくなるかも知れません。人に管理されるまでもなく、みんなが自分自身を管理して、自分の心に向かって探すようになれば、どんなに良いでしょうか。」
ですから、私は大法の要求に従って行うからこそ、「あなたたちは最も信頼できる人です」と社長が言うように、みんなから信頼され、良い評価を得ることができたのです。