【明慧日本2012年7月27日】今年7月20日、ギリシャの法輪功修煉者たちはアテネの中国領事館前で午前9時半から午後1時半まで、中共（中国共産党）に迫害され死亡した修煉者を追悼した。そして、人々に真相を伝え、迫害停止への協力を呼びかけた。

　法輪功修煉者たちは、中国領事館の正門にあるビザ管理課の前で、迫害の実態を訴えるパネル資料を出して、静かに抗議活動を行なった。目の前のビザ管理課に出入りする中国人がよく見られた。

　中共の役人らしき人が、修煉者の説明を真剣に聞いた後、「その通りです」と答えた。ある若い男性は真相を聞いた後、三退に同意した。抗議活動が終わって、修煉者たちが勤務している警察に挨拶をした時、警察の一人は「あなたたちの積極的な姿に、平和のエネルギーを感じました」と、修煉者に告げた。そして、警官らは法輪功修煉者に支持する意志を伝えた。

　7月21日夜7時半から10時半まで、修煉者たちはギリシャ議会ビル前のSyntagma中央広場で真相を伝える活動を行なった。この場所は、ギリシャで最もにぎやかで観光客の多い場所だ。

　当初、この場所を申請した時は断られたが、修煉者たちは警察署に行って、担当の警察官に次のように伝えた。「法輪功は佛家の高いレベルの修煉方法であり、真・善・忍に従って、心身共に健康になれます。実践により、法輪功は社会の安定、人の健康と道徳向上に非常に大きな影響を与えました。現在、世界100カ国以上で約1億人が法輪功を学んでいます。しかし、中国共産党は法輪功を迫害しています。この13年間、数十万人の修煉者は拘禁所、刑務所に不当連行され、残酷な拷問を受け、3000人以上の修煉者が迫害によって死亡しました。そして、中国共産党に臓器を摘出され、虐殺された修煉者もいます」警察はこの話を聞いた後、驚いてたまらず、すぐに申請を受け付け、手続きもFAXで活動場所を知らるだけで済ませた。そして、夜になると、警察は活動が順調に行えるよう、わざわざ中央広場を巡回警備した。

　法輪功修煉者たちは中国の伝統服を着て、広場で功法を実演した。そして、法輪功の基本的な内容や迫害されている状況を人々に紹介した。詳しく尋ねてきた中国人の観光客やギリシア在住の華人が多く、そのうち5人がその場で三退をした。

　7月21日、法輪功修煉者たちは中央広場周辺の公園で煉功し、ボランティアで功法を教えた。ある女性は、「ギリシャの公園でこんなに素晴らしい功法を学べるとは知りませんでした。今日は学ばせていただき、とても嬉しいです。また煉功に来ます！」と話した。