文/中国の大法弟子
【明慧日本2012年7月30日】知合いの男性同修は、色欲に妨害される悩みについて何度も腹を割って話してくれました。この男性同修と彼の妻はどちらも修煉者であり、妻はあまり精進していませんが、夫婦生活に関しては彼より淡泊です。そのため、この同修は非常に恥ずかしいと思い、落ち込んでいます。しかし、欲望が起こると、勢いは非常に強く、とどめることができませんでした。これはいけないと分かっていても、色欲の関をどう乗り越えればいいか分かりませんでした。そこで、私は自分の経験を彼に語りました。ここで、まだ色欲に妨害されている同修と交流したいと思います。
以前、私は常人社会にひどく汚染され、色欲の心が重かったのです。何度も邪悪から隙に乗じられ、重大な挫折をしました。いずれも色欲の問題から引き起こされたのです。ここでは、迫害に遭遇した過程は言いませんが、私が如何に色魔に抵抗したかについて同修と交流します。実は、色魔は人心から引き起こされるのです。
修煉者であれば理性的に色欲の心を捨てなければならないことは誰でも分かっており、はやく色欲の心を無くしたいと思っているのですが、色欲の心が起こるときに、抵抗することができないのです。なぜなら、色欲の心を独立させ、他の執着と関連させて考えていないからです。かつて、私は色欲の心に激しく攻められ、自分は弱くて抵抗する力がないと感じたことが何回もありました。後で考えてみると、いつも自分がひとりで家にいて、受けてきた人生の苦しみを考えながら悲しんだり、あれこれとくだらないことを思いめぐらしたりしているときに色欲が攻めて来るのです。自分の人心により、旧勢力に隙に乗じられ、色欲の魔に狂おしく妨害されました。
もうすでに大法を得たのにまだ満足せず、常人の中でいわゆる「幸せな家庭」を求めることを、旧勢力に見られたら笑われないでしょうか。隙に乗じられないでしょうか。旧勢力は必ず色欲の魔を利用して、われわれに恥をかかせ、われわれを壊滅させるに違いありません。私は学法を通して認識を向上させ、家庭の温かみを熱望する心を取り除きました。それから、色欲の魔に妨害されることが著しく減りました。
半年前に、私はベッドで横になり、自分がいくら稼いだかを計算し、常人社会での成功を味わいながら、だらだらしているとき、毒蛇のようなものが寒気を帯びて、1、2メートルほど先から飛びかかってきて、下から私の身体に入り込んだ経験が何回かありました。入り込んできたら、私はすぐ欲望が起こりました。毒蛇は私の下半身をいじって、口を広く開け、私の精血の気を吸おうと待っていました。今まで、自ら汚いことを考えていると思っていましたが、今回、邪悪が外から私の身体に入り込んで、私に欲望を起こさせたことが明らかにわかりました。私はすぐ、「法は乾坤を正し、邪悪は全滅する」と念じて、卑しい鬼と邪霊を直ちに解体するように発正念を続けました。発正念をしたら、何も起こらなかったように欲望がなくなりました。
その後、「これほど低級な人体で、何の能力もなく、あなたの思想境地が何かのものと一致すれば、そのものはあなたを支配してしまいます。つまり、異なる次元の生命はあなたにほしいもの、執着するものがあるとき、ちょうど自分と一致していると気づけば、すぐに作用してしまい、場合によってあなたを司ってしまいます。人間が理性を失い、うっぷんを発散しているとき、マイナスな要素が働きます。どんなものも生命であり、それは悪だったり、欲望だったり、恨みだったり、異なるものであるため、おのずと作用するようになります」(『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』)という法を学んだ時、自分の心が正しくないから、色欲の魔に制御されたとはっきり確信できました。多くの同修は自分の欲望がまだかなり強いので、欲望を取り除かなければならないと思い込んでいます。もちろん、それは修煉者としての決意なので悪くはないのですが、他の人心を探して、旧勢力と卑しい鬼に隙に乗じられていないかと注意しましょう。
自分を全面的にしっかり修め、大法の基準に達して、乗じられる隙がなければ、色欲の魔は自然に解体するはずです。