【明慧日本2012年8月8日】山東省即墨(そくぼく)市610弁公室は今月8月1日午前6時30分から、大勢の警官らと国保(国家安全保衛)大隊とともに市政府に集結し、7時50分から法輪功修煉者への大規模な逮捕活動を行った。被害者は少なくとも19人に上った。警官らは、先月31日以前から逮捕計画の会議を開くまで、同市に在住の法輪功修煉者に対して尾行や監禁、嫌がらせなどを加えていた。
連行当日、治安大隊第三中隊の指導員は十数人の警官を率いて、江大海さんの家に不法に押し入り、居合わせていた王秋紅さん、江浄さん、周雲英さん、李瑞英さん、趙迎香さん、孫成楽さん、王立霞さん、劉秀玲さんなど13人の修煉者を一斉に逮捕した。当日、江さんの家財と修煉者全員の所持品をすべて没収した。
また、墨市郷鎮郵政支局の局長・蘇文さんと妻・隋娟茹さん、王偉さんと高齢の父親・徐宝臻さんなども不当に連行された。彼らのプリンタや資料を含む家財が、3台のワゴン車に積まれて没収された。
今月3日、被害者の家族一同は、即墨市刑務所に面会を求めたが、入口で数時間も待たされた。彼らは告訴する道もなく、入口で涙をながして怒りをおさえきれず、中共(中国共産党)当局がいかに悪らつかを人々に訴えるしかなかった。
上記の被害者たちは、連行されてから一時、行方不明になっていた。即墨市刑務所に拘禁されたことが判明するまで、被害者たちは同施設で睡眠の剥奪を伴った不法尋問を強要される日々だった。
現在、江浄さん、孫成楽さん、劉秀玲さんは釈放されたが、江大海さん、王秋紅さんは引き続き、即墨市刑務所に拘禁されている。その他の人は消息不明になっている。
2011年の秋、即墨市刑務所は法輪功修煉者・姜秀傑さんを不当に拘禁し、毒物注射による迫害で姜さんを苦しめた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)