【明慧日本2012年9月5日】吉林省蛟河(こうが)市に住む常桂雲さん(62歳女性)は2007年、地元警察により家宅捜索や不当連行に遭い、留置中、機に乗じて抜け出すことができた。それ以降、中共(中国共産党)当局からのさらなる迫害の恐怖におびえる生活を送っていた。
2008年3月21日、常さんは蛟河市収容所で留置されていた間、「上大掛(両手を極限まで引っぱられる)」や「トラの椅子」という拷問手段により、自力生活ができなくなるまで迫害された。続けて7月4日、懲役8年の不当判決を求刑され、吉林省女子刑務所へ収容された。
拷問の実演「トラの椅子」
常さんは拘禁されてから、洗脳、監視される日々となっており、1日に15時間も小さい椅子に座らされる拷問を受け、でん部の皮膚がただれた。思想報告の文章作成を強要され、完成しない限り睡眠を禁じられた。
拷問の実演:小さい椅子に座らされる
こうして1年のうちに上記の拷問を含めて多種の迫害を受け、骨折、白髪だらけ、半身不随、寝たきり生活、歯が抜けて摂食困難、言語障害、大小便失禁などに至り、自力で生活できなくなった。このようになっても、常さんは相変わらず日夜を問わず監視され続けた。2011年末、3年目の獄中生活となり、数万元の支払いを条件に、治療による保釈として出所を許された。
家に帰ってから、常さんはやつれて見る影もなく、食べものが口を通らなくなり、骨と皮ばかりに痩せこけ、寝たきりの状態で死の寸前となった。こうして、無実を晴らすこともできず、回復の見込みもなく健康が悪化しつつある状態だ。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)