文/中国東北地方の大法弟子 速追
【明慧日本2012年9月4日】私はある疾患の診断チームのメンバーでした。この疾患は陽性と診断されれば労災が認定され、企業は患者の一生に責任を持たなければならず、数万元の障害補助金を出さなければなりません。そのため一部の患者は故意に偽ってこの病気の診断書を取得しようとします。そのため、診断チームと責任者はこのずる賢い患者から賄賂を受け取る対象になりました。私も例外ではなく、多くの人が私に金銭やカードを贈ろうとしましたが、私は「真、善、忍」の基準で厳しく自分を律して、一銭も受け取りませんでした。
昨年、全市を揺るがす重大な収賄事件が起こりました。診断チームの大半と課の責任者が収賄罪で拘束され刑罰を受けました。事件にかかわった人は院内で数十人に達しました。
紀律検査員は私に「あなたは診断チームの中で唯一、紀律検査員に調査されていません」と言いました。私は師父が説かれたことを力強く実証したのです。「皆さんは私たちがここにあって、法輪大法は浄土だと知っています。私は敢えてこう言います」(『転法輪法解』、「北京『轉法輪』発売記念イベントでの説法」)
その後、この課には責任者がいなくなりました。以前、この課の責任者は患者からの賄賂が多いため人気がありました。しかし今は誰もなろうとする人がいません。病院側も調査を恐れ、任命する勇気がありません。この課の後任の責任者を誰にするかは、病院幹部が抱える大きな問題になりました。
病院の職員はおよそ千人で、幹部は百人あまりですが、適任者は一人もいませんでした。最後に、病院幹部は、法輪大法を修煉する私を推薦しました。院長は決定する前に3~4回私と話して「お願いだ、この課を管理してほしい。あなたがこの課を管理してくれれば私は安心だ」と言いました。
それは私にとって思いもよらないことでした。今の職には時間的余裕があるため、真相を伝えて「三退」を勧めるなど、三つのことをする時間がありました。しかし課の責任者になれば忙しくなります。しかし、師父は次のように説かれました。「神韻のチケット販売のことですが、今、主流社会をターゲットにすると言っていますが、主流社会で成功してはじめて、全社会で成功し、影響を大きくし、もっと多くの観客がやってきて、もっと多くの救われ済度される衆生が来場します」(『更なる精進を』) 私は、大法の修煉者が多くの衆生を救い済度するためには、主流社会から遊離してはならないと悟りました。
「ある年、私は法輪功を修煉して良い人になろうとしたため、幹部の地位を外されました。私が法輪功を修煉してもっと良い人になるために、あなた達は私の職位を必ず取り戻し回復しなければなりません」と言うと、彼らは上級の責任者に意見を聞くと言いました。私は職位を回復しなければ責任者にはならないと言いました。この期間に私は、院長と書記にそれぞれ真相を伝えました、彼らは以前より多くの法輪功の真相を知りました。しかし、課の責任者になってから数カ月経っても、職位はずっと回復されませんでした。この期間に、幹部の地位を取り戻すことはあまりにも難しいので、おそらく無理だろうという噂が飛び交いました。ある親戚(常人)も「幹部の地位を回復することはあり得ない」と言いました。
どうしてこのような障碍が現れたのかと内に探すと、名利心、歓喜心、顕示心、自己を実証する心などのさまざまな執着心が見つかりました。長年の修煉でこれらの心はとても薄くなったと思っていましたが、これらの心は取り除かれていなかったのです。
旧勢力はこれらの執着心の隙に乗じて、私が幹部の地位を回復して法を実証することを妨げました。私は学法などを通じて法理の上で向上しました。師父は「人間の執着と、法を実証し衆生を救い済度することを妨害する観念はみな、取り除かなければならないものです」(『最後になればなるほど、精進すべき』) 私は今世で法を実証し、衆生を救い済度するために来たのであり、名利情を享受しにきたのではありません。その後、私の観念が変わり、執着心もだんだんなくなったあと、幹部の地位は回復しました。院長は「あなたは私達の病院の宝です。あなたのやりたいように大胆にやりなさい」と言いました。
三、挙賢は親を避けない
私達の課にはある種の検査があり、それは上述の病を診断する重要な証拠になります。よく管理しないと、再び同じ偽造と詐欺事件が発生し、企業に重大な損失を与えかねません。そのため、この検査の担当者は、必ず職業上の道徳を重んじ、誠実で信用できる人でなければなりません。私は院長に候補者を決めてほしかったのですが、院長も適任者が思い浮かばず、私に選ばせました。私は「それなら私の息子を選びます」と言いました。息子は同修で、下部の病院でこの検査を担当する医師でした。
私は院長に「どうして自分の息子を選ぶかというと、彼も法輪功修煉者だからです。あなたが私を選ぶことと同じです。彼がもし修煉者でなければ、私は息子を推薦する勇気はありません」と言うと、院長は「病院の名義で書類を作りなさい。私が上級指導者に署名を頼みます」と言いました。私達の病院に入ることはあまりに難しく、必ず本科の卒業生でなければなりません。いくらお金を使っても、どれだけ大きな社会の人脈を持っていても、採用されることは困難です。企業の役員会議を通さなければならず、理事長の署名も必要です。私の息子はただの専科生なのです。
私は書類を作成して院長に渡しました、しかし長い間、回答が得られなかったため、院長に経緯を尋ねると、「社長が交代して、新社長がまだ決まらず、私はだれの署名をもらえばよいか悩んでいる」と言いました。しかし彼は書類作成の話が出たとき、確かに「理事長に署名をもらう」と言っていたはずでした。
どうして障碍が現れたのか内に向けて探しました。家に同居する息子の嫁(同修)や周囲の同修は、この一連の出来事により歓喜心、顕示心、自分を実証する心が生じ、息子にも安逸心と名利心が生じてきたとわかりました。私達はこれらの執着心を掘り出した後に、学法を通じてこれらのよくないものを捨てました。
その後、院長は理事長の署名を受け取ってきました。私の息子は順調に病院に異動になり、重要な職務を管理するようになりました。仕事をしっかり行うため、重要な役割を大法弟子が担当することで、周囲から信頼を得られるようになります。
私達の話は、病院や地元で話題になりました。病院のある科の主任は「私達の病院の医者はすべて法輪功を修煉すれば良いのです」と言いました。私たちはこのようにして、力強く法を実証しました。
以上のいくつかの出来事を通じて私が体得したことは、法を得て内に向けて探し、自分をよく修めて正念が強ければ、法を実証し、衆生を救い済度することであれば必ず成功します。師父が按排をしてくださるのです。
以上は私が体得したことです。正しくないところがあれば同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
師父にお礼を申し上げます! 同修の皆さんにお礼を申し上げます!
(完)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)