文/中国の大法弟子
【明慧日本2012年9月21日】今朝、座禅を組む前から何かが起きると予感していました。案の定、目を閉じるとすぐ禅定に入り、二人の神が私を連れて前へ飛んでいくのが見えました。念を通じて「大戦が間近に迫っているので見に行くのだ」と示されました。二人の神は、一人ずつ左右におられて、私の手を引きながら飛んでいました。しばらくして、ある場所に到着しました。
その空間は目の前に火山があり、その火山の周りから煙がもうもうと立っていて、空は赤黒い色をしていて、崩壊寸前でした。その時、師父が遠い向こう側の山の頂に立っていらっしゃることに気付きました。師父の法身は白い服を纏われて、背後には一対の大きな翼があり、西洋の神様のお姿でいらっしゃいました。私を連れて来た二人の神は、すぐ地に跪いて師父に頭を下げました。私もすぐに地に跪いて師父に敬意を表しました。師父が谷間を見るよう私に合図をされました。私は立ち上がって二歩程前へ進み、師父との間にある大きな谷の底を見下ろしました。うずまっている巨大の龍が目に飛び込みました。巨龍の体は真っ赤に燃えていて、肉がポロポロと剥がれ落ちていました。ボロボロの体からは骨組みが剥き出ていて、呻き声が絶えなく谷間からこだましてきました。その時、ある声が「全人類が列を作ったらこの巨龍の長さになる」と明示してくれました。私が目を凝らしてよく見ると、本当でした! 世間の人々は列車に乗っているかのように、一人ずつ席に座りながら寝ていました。全員が赤い龍の体内で一列に並び、席に座ったまま夢を見ているかのように熟睡していました。その中には一部の大法弟子も含まれていました。
目の前の光景は不可解だと思うや否や、「なるほど、それは邪悪な党文化だ」と瞬時に悟りました。世間の人々、東洋人、西洋人、大法弟子、常人に関係なく、彼らの人間の表面が邪悪の党文化に洗脳されていて、誰も抜け出していないことが分かりました。共産党は崩れましたが、党文化の思考が消えた訳ではありません。最も恐ろしいのは赤い龍が消滅される際、巨龍の体内にいる党文化の思考を抱えている人々が全員巻き込まれることです。中に一部の大法弟子の人間の表面も含まれています。なぜならば、大法弟子の人間の表面はまだ党文化の思考をもって大法を認識しているからです。ちょうどその時、知人の同修の法身が、寝ている自分の人間の表面を起こしているのが見えました。間もなく知人の人間の表面は目を覚まして、すぐに他の人を起こしに行きました。その時、巨龍はそれに気付いて、怒号しながら頭を突き出して阻止しようとしました。同修の法身が、目覚めた数人の同修の人間の表面を護りながら速く離れるよう催促しましたが、元の席に戻った同修もいました。赤い龍の巨大な頭がすぐ後ろまで近づいてきましたが、同修の法身はそれを抑えながら同修の人間の表面たちを、ある小さな扉の外側に押し出しました。すぐに巨龍を閉じ込めているその扉にロックを掛けました。今回脱出できた同修は合わせて5、6人くらいでした。扉の外側にはたくさんの同修の法身が集まり、自分の人間の表面がまだ目が覚めていないことに焦っている様子でした。ここではいかなる神通力も使えません。人間自らの力で自分自身を呼び覚まし、それから他人を起こしていく方法しか許されません。
私がそこから立ち去ろうとしている時、知人の同修の法身は、このことを必ず書き出すように何度も私に念を押しました。師父も微笑みながら、そうしてくださいとおっしゃっているかのように私に頷いていらっしゃいました。すぐ後に、私は現実に戻ってきました。