【明慧日本2012年9月24日】中国の寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)呉忠市に在住の法輪功修煉者・馬勛徳さん、鄭鳳英さん夫婦は今月1日、自宅で呉忠市国保(国家安全保衛)大隊の警官に不当連行され、呉忠市の刑務所に拘禁された。
馬さん夫婦は元呉忠市計器会社の職員。鄭さんはかつて、多種の病気を患い、特に、腎臓結石のひどい痛みに耐えられなかった。馬さんも腎臓結石を患っていた。多種の病気で苦しめられた鄭さんはやがて仕事ができなくなり、45歳で退職しなければならなかった。しかし、1997年5月、夫婦は法輪功と出会い、学び始めてから数カ月で持病が快方に向かい、幸せな日々を過ごすことができた。
しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)当局は法輪功に対して弾圧を開始した。馬さん夫婦は法輪功を学んでいるとして、何度も連行・拘禁、労働教養、実刑判決などを受けた。そのため、息子の世話を親戚や友人、同僚に頼んでいた。鄭さんの母親は娘夫婦が迫害されていることへのひどい怒りとショックで病に倒れ、鄭さんが労働教養所に拘禁されている間に死亡した。
2000年2月、馬さん夫婦は数人の法輪功修煉者とともに国家陳情局、寧夏回族自治区陳情局に連名で手紙を出した。手紙の中で法輪功修煉者たちは自ら法輪功を学んで受けた恩恵を述べ、法輪功の修煉を許可するようにと求めた。そのため、呉忠市国保大隊の警官は馬さん夫婦を含め、手紙で署名した法輪功修煉者たちを一斉に不当連行し、麻薬中毒回復所に15日間拘留した。
2000年10月20日、馬さん夫婦は再び麻薬中毒回復所に拘禁された。更正施設で馬さんはひどい痛みを伴った腎臓結石を再発した。更正施設側は責任を負うことを恐れ、馬さんから3千元をゆすり取って釈放した。鄭さんも迫害により足がただれて歩けなくなり、更正施設側に2千元を取られて釈放された。
2001年2月9日朝、呉忠市国保大隊の警官は法輪功修煉者を集め、呉忠市計器会社で「法輪功を批判する大会」を開いた。警官は法輪功修煉者たちに法輪功の悪口を言わせたが、鄭さんは黙っていたため、警官に汚く強烈な言葉で罵られた。そのため大会終了後、鄭さんは呉忠市公安局に連行され、当日の午後、銀川女子労働教養所に移送されて2年間拘禁された。
鄭さんは、労働教養所で断食をして迫害に抗議したため、刑期を数カ月間延長された。
馬さんは鄭さんに着替えを持っていく際、法輪功の書籍を一緒に持って行ったが、労働教養所側に見つかった。それを理由に、馬さんは労働教養2年を宣告された。
鄭さんの弟と姪も法輪功を学んでいた。2004年8月、姪は警官に尾行され、自宅で父親(鄭さんの弟)とともに連行された。その日の夜、警官は鄭さんの家に行き、鄭さん夫婦も連行した。
鄭さんの弟と姪は37日間拘禁されて釈放されたが、鄭さんは懲役3年の不当判決(刑務所外の服役)を宣告され、馬さんは5年の実刑判決を宣告されて関馬湖刑務所に拘禁された。2008年12月、刑期を終えた馬さんは銀川洗脳班に移送されたという。
2005年3月15日午前、鄭さんは呉忠市610弁公室の警官に自宅に不法侵入され、不当連行されて銀川洗脳班に1カ月間拘禁された。
2009年3月、警官は鄭さんと同修3人を連行した。
今月1日、警官は鄭さん夫婦を再度不当連行した。今回の連行は鄭さんにとって、7回目だという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)