【明慧日本2012年9月25日】浙江省の温嶺(おんれい)市裁判所は、被告の家族の傍聴と弁護士の出廷を妨害し、法輪功修煉者・林恵国さん(61歳男性)に対して不当に裁判を開廷し、「神韻芸術団巡回公演」を収録したDVDを配布していたことが理由でせ、懲役3年6カ月の不当判決を宣告した。
今年3月12日午後、林さんは市役所で定年退職の手続きをするとき、神韻公演のDVDを手元に置いていた。2日後、そのことを理由として、温嶺市610弁公室の警官に自宅で不当に連行された。しかし、逮捕状は林さんが拘禁されてから約2週間後に発行されたという。
6月12日午前、林さんは温嶺市裁判所で「国家法律転覆罪」の罪名を着せられ、証人から訴状まですべて偽物で、陥れられた。弁護士はそれらは偽の証拠だと非難し、林さんの無罪を主張したものの、裁判長は被告人と弁護士の発言を妨害し、自分に都合の良いところで閉廷した。
同裁判所は閉廷を宣告して間もなく、すでに温嶺市から遠く離れた場所にいた弁護士に突然、電話で「裁判を再開する」と知らせてきた。この卑劣な手段の下で弁護士も傍聴者も開廷時間に間に合わないまま、林さんは罪を着せられ、懲役3年6カ月の不当判決を宣告された。
台州中級裁判所(地方裁判所にあたる)は8月3日午前8時頃、開廷の際に誰もが来られない状況下で、林さんに判決を下して原審を維持した。その手口は上記とほぼ同じように、開廷日の前日8月2日、突然弁護士に知らせ、遠く離れた家族や弁護士が開廷時間に間に合わないようにした。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)