【明慧日本2012年9月27日】湖南湘潭市の岳塘区裁判所は今年2月、法輪功修煉者・姚建平さん(55)、胡艶さん(48)に対して開廷し、5月10日、2人に懲役7年と3年の実刑判決を言い渡した。2人は判決を不服として上訴し、2人の弁護士も姚さんと胡さんに対する二審の公開裁判を求めた。しかし、今月6日、姚さんと胡さんは突然、湖南省女子刑務所に移送されたという。
岳塘区裁判所は今年2月14日、姚さんと胡さんの家族に「2012年2月15日、姚と胡に対して裁判所内で開廷する」と通知した。しかし、当日の朝7時ごろ、岳塘区裁判所は突然、2人に対する裁判は裁判所内から湘潭市三角坪留置場に変更された。家族たちはさっそく留置場にかけつけたが、傍聴は許されなかった。
5月15日、裁判所は姚さんと胡さんの家族に「判決書を取りに来い」と通知をした。家族は姚さんと胡さんとの面会ができたが、姚さんは痩せて骨と皮ばかりになって、視力も急激に下がった。姚さんと胡さんは不当判決書を見て、すぐに上訴することを決めたという。
5月下旬、家族は2人の案件を弁護士に頼んだ。案件を見た後、弁護士は「一審は違法なところばかりです。無効です」と言い、裁判所に二審の開廷を公開するよう求めた。
しかし、今月6日午前、裁判所側が姚さんと胡さんの家族に二審の開廷日の通知さえしていない状況で、姚さんと胡さんを湘潭市三角坪留置場から湖南省女子刑務所に移送した。
姚さんは深セン無線電気管理委員会を定年退職した。法輪功を修煉してから、姚さんは仕事にいっそう熱心になり、利益において人と争うこともなく、いつも穏やかな態度で周りの人と接し、会社の同僚と上司に尊敬され、とても良い人だと周囲から評判が良かった。家庭でも姚さんは良い妻であり、夫の甥、姪に学費まで提供していた。
姚さんは周りの人に「私は法輪功修煉者で、『真・善・忍』を修めています。法輪功は私に、人を優先することを教えてくれました。ですから、私はすべての人に善をもって接したいと思っています」と話したことがある。
胡さん(48)は湘潭市岳塘区に在住。胡さんは1998年に法輪功の修煉を始め、しばらくして持病が完治した。特に、長期にわたって治療しても治らなかった痔が消え、二度と再発しなかった。
2011年8月24日午前9時ごろ、警官3人が突然、胡さんの自宅に不法侵入し、胡さんの家にあったパソコンを没収し、胡さんを同市三角坪留置場に拘禁した
現在、姚さんと胡さんは刑務所で単独の部屋に拘禁され、暴力的な洗脳を受けているという。家族たちも何度か面会しに行ったが、すべて刑務所側に拒否された。