文/中国の大法弟子 純心
【明慧日本2012年10月2日】
三、正念で業を消去する
私が本当に修煉を始める決心をした時、師父は私の体を浄化してくださいました。ある日の夜中、私は頭痛で目が覚めました。多くの汗が流れ、頭がニワトリのくちばしについばまれるように痛く、私は頭を手で囲んで壁に当て、学法をしても座禅をしても、痛みは少しも軽減されず、2時間経ちました。この時、やはり鎮痛剤を飲もうと思って、5粒を手にしました。しかし、師父の説かれた「われわれは、高い次元をめざす修煉ができるように、その身体を浄化してあげなければなりません」(『転法輪』)」を思い出しました。私は歯を食いしばって、5粒の薬を窓の外に捨てました。痛くて死んでも、私はもう大法を得たので、来世もこの大法を修煉していきたい。今は命をもって大法を実証したい。どんなに痛くても決して薬を飲まないと決心しました。
私は意識がもうろうとなり、ベッドに横たわり「忍び難きは忍びうる、行い難きも行ないうる」を暗唱しました。ぼんやりして寝ついてしまい、翌朝目が覚めたら、頭はすっきりして、とても楽になりました。それきり今まで、一度も頭が痛くなったことはなく、薬も全く飲んでいません。以前、用事をメモ帳に書かないとよく忘れたのですが、それから私の記憶力も回復しました。法の要求にそって実行することこそ真の修煉であり、さもなければ偽りの修煉になります。他人に見えないところでも一心にやり遂げれば、それこそ真に修煉していると言える、と私は悟っています。
それから師父は私の胃腸を浄化してくださいました。ある日、出張中に私は下痢をして、10時間に20数回もトイレに行き、出たものは黄色、緑色、黒色の液体ばかりでした。師父が私の内臓を浄化してくださっていると分かり、早く業力を消そうと思いました。しばらくして、また一日に20数回も下痢をした日がありました。それ以来、20年あまり患っていた慢性胃腸炎、慢性の下痢が治りました。私は以前とても肉が好きで、肉がないとご飯も食べられないほどでしたが、突然、肉を生臭く感じ、肉の匂いを嗅いだだけで吐き気がして、野菜が美味しくなりました。それから私の体質が変わり、全身に病気がなく、とても軽やかになりました。
ある日、私が乗った三輪車のチェーンが突然切れて、三輪車が道の真ん中に止まったところに、一台の自動車が飛ぶように速いスピードで走ってきました。私は三輪車から降りて逃げることも忘れたのですが、自動車は「ギー」と急ブレーキをかけて、目の前に止まりました。運転手が降りてきて「おまえは、死にたいのか」と罵声を浴びせました。師父が私の命を救ってくださり、私のために昔の凶悪な縁を解いてくださったと私は分かりました。
また、私はよく路上で50元札や100元札を見かけます。自分のものではないため、見かけても心が動じません。その時期の私はとても精進していて、すべてのことにおいて真・善・忍で自分の言行を律していました。
四、名、利、色、情を捨てる
勤め先で私は中間層の幹部です。ある日、別の隊に異動になり、80人ほどの程度の低い警官と50数人の警備員を管理することになりました。彼らは悪い遊びにふけり、あらゆる悪事に精通していました。彼らはみな数万元(約100万円相当)を納めて、裏口の手段で公安局に就職したのです。上層部は私に、「あなたはあの隊に行って、そこを片付けなさい。あなたの威信だけが彼らを制御できる」と言いました。
その隊に行った後、私は規則と制度を立て直して、厳しく管理を始めました。私は6人の警官に処罰を下して、5人の警官を除名しました。彼らの邪心を震え上がらせ、歪んだ風習を抑制して、1千万元(約2億円)ほどの損失を挽回し、皆もやる気が湧いてきました。我々の隊に与えられた2万元(約30万円相当)の褒賞も、私は独り占めをせず、皆と均等に分けました。私が自分の正しい言行によって彼らの中で高い威信を確立したので、皆は私に「鉄の隊長」とあだ名をつけました。
褒賞に関して、他の隊では隊長が一番多く貰うのに対して、われわれの隊では、第一線で仕事をする隊員が一番高い額を貰い、指導者は中間の額を貰います。勤怠情況を賞金に反映するルールも決めました。これで、皆のやる気が起こり、よく仕事をしましたので、我が隊はよく上級部門から表彰されるようになりました。
上級部門がいわゆる「視察」に来る時、私は本来、隊長として食事、ダンス、女遊び、賭博などに付き合わないといけないのですが、私はそれらのことが嫌いで、いつも行かないようにしていました。
ある指導者は私に「酒も飲まない、ダンスもしない、女遊びもしないあなたは、いくら仕事がよくできても上はあなたを評価しないぞ。悪事をするのも皆で一緒にが私達の原則だ。あなた1人だけが悪いことをしないと、ほかの人も安心できない」と言いました。道徳が低下した汚い世の中で、私は官位、お金、女に興味がなく、一心に法輪大法を修煉し高尚な人になりたいのです。じっくり考えた結果、私は隊長を辞退する決断を下しました。「隊長を辞職したいのです。私に能力がないからこの仕事を辞めたいのではなく、私はこの時世と環境に溶け込みたくないからです」
多くの人にあざ笑われましたが、私は隊長を辞退してから、何より嬉しいことに十分な学法と煉功の時間が確保できました。その間、私は修煉において飛躍的に精進しました。出張する度に私は『転法輪』を購入して、親戚、友人、経済的に困難な同修にあげました。心の中でいつも大法を広めることを考え、体はとても健康で、普段の言動も純真かつ善良です。数年ぶりに会った古い友人は、「あなたは変わった。健康になって、とても善良で、昔の闘争心がなくなった。あなたが言う修煉体験を聞くと、私達はとても心地よい」と言ってくれました。私は自分が天下で最も幸せな人間だと思っています。師父に対する感謝は言葉で表すことが出来ません。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)