【明慧日本2012年10月12日】山東省イ坊市に在住の法輪功修煉者・王瑞英さん(67歳女性)は今年9月6日、自宅近くで市の610弁公室に不当に連行され、「中共イ坊市奎文区委員会党校」構内の洗脳班に送られた。1999年7.20以後、王さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局から長期にわたり迫害を受けている。
王さんはかつて、有名な大企業・華光グループ・ホールディングス有限会社に勤め、会社の優秀な英語翻訳担当者であった。17年前、王さんは深刻な腎臓病、脳血管障害、心臓病を患い、全身が浮腫み、歩行も困難な状態になり、1分間の心拍数がわずか32回しかなかった。
1997年5月、王さんに幸運が訪れ、法輪功と出会って、法輪功の修煉を始めた。修煉してわずか2カ月で心身ともに急激に変わり、精神状態も良くなった。25キロの小麦粉を持って、一気に階段を登り、4階にある自室にまで運ぶことができた。元気になった王さんは「真・善・忍」に基づいて、周囲の人々と優しく接し、隣近所で病気の人、弱い人などに対して、よく世話をしていた。
しかし、1999年7.20から、中共当局は法輪功に対して弾圧を開始した。王さんが法輪功の修煉を続けていたので、市の国家安全局、区の公安支局、国保(国家安全保衛)大隊、地元の610弁公室は王さんを重要人物と指定し、常に監視し、家の電話を盗聴していた。
2009年下半期から、王さんの住む近くに監視用の車が常駐し、10月1日から、王さんは外出する際、どこへ行っても必ず尾行されるようになった。
2009年12月15日、公安支局の警官数人が突然、王さんの自宅に不当に押し入り、家にあった法輪功の関連書籍や法輪功が迫害されている内容のチラシなどを没収した。王さんは驚いてショックを受け、心臓病を再発し、意識不明になった。しかし、警官は王さんを容疑者として扱い、夫に裁判を待機する書類に強引に署名させた。
その後も、イ坊市の610弁公室は王さんを監視するため、給料3千元で人を雇い、年中王さんの監視を続けた。しかし、王さんは監視人を憎まず、優しく話しかけ、法輪功の真相を伝えた。
今年2月9日午前、王さんは街で人々に法輪功が迫害されている真相を伝えていた時、警官に連行された。派出所で王さんは心臓発作を起こし、警官は責任を負うことを恐れ、王さんを解放した。
9月6日朝6時過ぎ、610弁公室は王さんを連行し、洗脳班に送った。洗脳班の主な仕事は法輪功修煉者の代わりに、家族に「三書」を書かせること、拘禁している修煉者の生活費、学習(転向)費、罰金、保証金など家族から徴収することである。
王さんが拘禁されてから、家族は毎日欠かさず洗脳班へ行き、王さんの解放を求めた。そして、9月29日、王さんはやっと帰宅することができた。