【明慧日本2012年10月28日】ここ数カ月、香港で法輪功の真相展示ブースに対して行われている嫌がらせ事件が、社会で広く関心を集めている。2012年10月17日、香港の法輪功修煉者は立法会ビル付近でパレードを行い、4カ月間、親中国共産党グループが法輪功の真相ブースへ嫌がらせを行なってきたことに注目するよう、新たに就任した立法会議員へ請願した。今回、多くの民主派政党議員が、警察は法律を公正に執行するべきだと示した。また、彼らは香港の核心的価値を必ず守り、議会で今回の事件を引き続きフォローすると強調した。
多くの民主派政党議員が請願書を受け取った(一列の左からは陳家洛、単仲偕、胡志偉。二列の左からは梁耀忠、梁国雄、湯家驊。三列の左からは張超雄(左)と李卓人(右)、陳偉業、馮検基)(敬称略)。
香港の法輪功修煉者は立法会ビル周辺でパレードを行った
当日は新たに成立した立法会の会議初日であり、朝8時、法輪功修煉者は中環遮打花園から立法会ビルまでパレートを行い、その後静坐して請願を行った。香港佛学会のスポークスマンである簡鴻章氏は、声明の中で、法輪功の真相展示ブースが中共勢力によって嫌がらせを受けていることは、単なる人権問題ではなく、香港の人々が守ってきた香港の核心的価値と香港の未来に関わっていると語った。法輪功修煉者は、新たに就任した立法会議員に対して、この件に関心を持ち、政府が親中共グループの犯罪行為をやめさせ、犯罪者を処罰するよう呼びかけた。
警察は法輪功の真相展示ブースに対する破壊を黙認
公安条例と関連の法律に従えば、香港警察は親中共グループである「香港青年関愛協会」が行った挑発行為、嫌がらせ行為を制止したり、取り締まったりすることができたはずだが、警察と関連部門は何の対応もせず、かえって悪人を助けた。これはすでに、職務怠慢と不当行政などの過失行為である。簡氏は声明の中で次のように示した。「ここ4カ月、嫌がらせ事件が次から次へと起きたため、警察と関連部門の態度に問題があると考えるしかありませんでした。これはただ、ある地区で法律を執行するという問題ではなく、現任の行政長官・梁振英が主導する特区政府の黙認政策です。つまり曾慶紅と周永康、あるいは他の中共勢力に追随し、民間団体に偽装した中共政府組織が、香港で法輪功及び中共にとって目障りだと思われる団体を迫害することを黙認しているのです」
「香港政府が、中共政府の強引な洗脳教育の推進に協力していることのように、中共の赤い恐怖は他の領域の隅々まで侵食し、染み込んでいます。これは有識者にとって、すでに疑いの余地がない事実です。つまり、中共は無法の限りを尽くし、香港市民を偽、悪、暴力などの党文化へと誘導し、強引に押し付けています。もし、このまま放任すれば、必ず香港の核心的価値であり、人類の普遍的な道徳価値でもある自由、人権、法治の喪失を招いてしまいます。これは、どれほど憂えるべきことでしょうか」
簡氏は声明の最後に、嫌がらせ事件を直視するよう議員と政府へ呼びかけた。「中共勢力の血債派(訳者注:法輪功迫害に加担した人々)などのグループが国境を越えて法輪功を迫害し、暴力を振るい、徒党を組んで悪事を行う犯罪行為を、厳しく制止して、法的制裁を与えるべきです。」